コンサートと干支の授業

先日の日曜日、所属する吹奏楽団の「0歳からのファミリーコンサート」が無事終わりました。


↑ コンサートの朝のホール周辺。

コンサートの詳細は、楽団のブログに…→(楽団のブログ)。
仲間が書いてくれたブログを読んでいたら、そうだったそうだったと、練習や準備や本番での色々な気持ちが思い出されました。


整理券が2日でなくなってしまったため、急遽午前中のリハーサルを公開リハとして、団員の家族にはそちらを聴いてもらうことになり、公開リハ+午後2回の、実質3回公演をこなしました。こういうのは初めてです。


本番では、実際に目の前に子どもたちがいて、新鮮な反応をしてくれることが嬉しくて、夢中で吹き続けました。みんなが一番力を入れて練習や準備をしてきた「語りと吹奏楽のための『スイミー』」の、美術班のメンバーが一生懸命に制作してきた海の生き物たちがついにみんなの前に登場する時には、なんだかうるっときそうになりながら、自分自身が感動しながら吹いていました。
1時間ほどの公演の間、子どもたちが思っていたよりもずっと静かに、そして集中して、音楽と演出に釘付けになってくれていたことにも、驚きました。まんまるの目がたくさん、こっちを向いていました。
夫と娘たちも公開リハに来てくれたのですが、とてもとても喜んでくれていました。
長女に感想を聞いてみたら、一番良かったのが「スイミー」、次が「家族になろうよ」だそうです。「家族になろうよ」は、「やさしいうたごえが、きこえてくるようなかんじがしました」、と日記(←宿題)に書いていました。やった〜!!
最後まで指揮者の先生にダメ出しされていた「家族になろうよ」が、アンケートでも「スイミー」の次に好評だったのは意外な喜びで、ほんと嬉しい…。


小中高、そして社会人と吹奏楽をやってきて、その時その時の音楽や仲間に、熱い気持ちや忘れられない思い出がたくさん詰まっているのだけれど、母親になった今またこうして新しい形で吹奏楽と関われていて、今は今の仲間や楽団の音が一番好きです。そう思えることは、とても幸せなことだと思います。


そして、打ち上げ…!魚民なんて行ったの、学生時代以来のような気がする…。1次会だけで帰ろうと思っていたのですが、イクメン夫が「夕飯は食べとくし、9時には寝かすからゆっくりしてきていいで」と言ってくれたので、お言葉に甘えさせてもらって2次会まで参加してしまいました。(その場の居心地もほんと良かったし)2次会までいるなんて、これまた何年ぶりか…!(T_T)
みんなで頑張った後のお酒の美味しいこと…(*^_^*)いっぱい話して、いっぱい飲んで、楽しい夜でした。
話題はもっぱらこの日のコンサートのこと、準備の裏話、そして次にどんな曲をやりたいか…みんな熱い熱い!指揮者の先生とも初めてちゃんと話せて、この夏以来、音楽について自分の中でもやもやとしていたことも話せて、聞いてもらえてなんだかすっきりして、自分が今後やっていきたい音楽の道筋も決まりました。なんか良かったな〜…
また新しい自分の居場所を見つけたなあと思えた夜でした。音楽って、どこへ行っても、誰かと繋がることができて、ほんと素晴らしい。


2次会の後、電車で帰って、お風呂に入って、倒れるように寝ました…。あー…楽しい1日だった…。



↑ コンサート終了後、団員の子どもたちと戯れるドラえもん。これも美術班メンバーの手作りです。アイディアの結晶です〜(T_T)(ポケットから「どこでもドア」とかもちゃんとボンッと出てくる)。つくづく多才なママがいるものだ…



一夜明けて月曜日は幼稚園の代休(土曜日がもちつき参観だったので←イクメン夫が行ってくれた)。ママ友達が、コストコへ連れていってくれました。念願の初コストコ!!興奮してついつい買い過ぎてしまった…

↑ ベーカリー系だけでこの量…絶対多いよね…。。友達にお裾分けしたり、すぐに食べきれない分は冷凍庫へ。当分おやつと朝食のパンには困らないわ…。もちろんこのほかにも大量の魚やらブドウやら缶詰めやら買いましたよ…
でも、楽しかった〜!またぜひ連れてって下さい!!(友達と行くと半分ことかできるからいいですね)



火曜日は、エレクトーンのレッスンでまた編曲を習い(グレードまでに5曲編曲してどれも暗譜で弾けるようにしておかないといけない…)、午後は絵本の会の有志で集まって、土曜日に本番を控えた大型紙芝居の練習。快く引き受けてくれた頼もしい仲間には、ほんと感謝の気持ちでいっぱいです。みんななんでそんなにあったかいんだろう。



そして今日は、小学校の図書館ボランティアグループで、1年生を対象に干支の授業をしました。来年の干支「へび」にちなんだ、詩の朗読や絵本の読み聞かせ、ストーリーテリング、ブックトークなどを、みんなで分担して1時間の授業をつくります。
改めて、メンバーのベテランぶりに脱帽…。本当にみんな話し方が上手くて、本を心から好きな気持ちが溢れていて、素晴らしいメンバーです、こちらも…。1時間目にリハーサルをして、2時間目に2クラス合同、3時間目に2クラス合同、という授業を図書室でやったのですが、1時間目のリハではみんなの話しぶりの上手いことに、私はただただ圧倒されていました。
私は3時間目の方の冒頭で、工藤直子さんの『のはらうた』という詩集から、「へびいちのすけ」くんの「あいさつ」と「だっぴ」という2つの詩を朗読する担当でした。何もなしで読むのはどうも困るので、手に蛇の人形を持って動かしながら。

のはらうた (1)

のはらうた (1)

子どもの詩の朗読は、正直とても苦手な分野で…。昨夜も家で練習していたら、長女が嬉しそうに「わたしもやる♪」と私の真似をして朗読を始め、それが当たり前なんだけれど私なぞが読むより圧倒的に可愛くて、ほんとに代わってほしいと思いました。(長女に頼んだら「やる!やる!」と本気で言っていましたが、担当なのでこれは私がやらなければ…(T_T))
「だっぴ」の詩は特に、練習すればするほど、私も一皮むけて脱皮しなければ…と思いました。リハーサルでは、むけきれなかったんだけれど、本番、子どもたちを目の前にしたら、自分の中で何か思い切れました。たぶん。
「あいさつ」の「げんき ぴんぴん!」でまず、子どもたちがワッと喜んでくれたのでヨシ!と思えて、そこをつかんだ勢いで「だっぴ」の最後の一節、「だっぴー・ニュー・イヤー!」と言ったら、子どもたちがどっと笑ってくれたので、本当にホッとしました(>_<) メンバーの皆からも「良かったよ!」と言ってもらえて、またまたホッとしました…。ああ、苦手な詩の朗読もなんとか乗り越えられたわ…。また一つ、貴重な経験を積めたような気がする…
授業が終わった後、長女のクラスの子たちが何人も手をふってくれたり、タッチしてくれたりしました。それを長女に話すと、「それは、おもしろかったっていうしるしだね!」とすまして言っていました。


それにしても、この1時間の授業も、多才なメンバーの読み聞かせにストーリーテリングにブックトーク(間に「へび体操」や「干支の歌」、「干支パズル」も入りました)と、本当にどれもこれも素晴らしかったです。私はただただ感心するばかりでした。読んでみたいと思う本もたくさん紹介してくれていました。聞く価値のありすぎる贅沢な1時間!そして私も、何年後かにはストーリーテリングに挑戦していそうだな…(毎年、図書館で講座を受けられるので、何年か前からやってみたいと思っているのです)今後、また楽しみです。
授業の後は、打ち上げランチ!(お酒はなしですが(^^ゞ) 幼稚園の絵本メンバーも皆温かくて多才で本当に素晴らしいのですが、小学校の図書館ボランティアメンバーもこれまた本当に素晴らしくて、いつ会っても話が楽しくて、良い時間を過ごせました。



さあ次は、フルート2本・ホルン・ピアノのアンサンブルに心を向けていきます…。