小学校で絵本読み

今日の午前中、小学校の20分休みに、低学年図書室で絵本を読んできました。


3冊選んで行きましたが、読んだのはこの2冊。

11ぴきのねことあほうどり

11ぴきのねことあほうどり

ぼく、だんごむし (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)

ぼく、だんごむし (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)


梅雨の晴れ間でお天気も良かったし、今日はプール開きで前後がプールの授業だったり、長女のクラスは前の時間が図工で、外で砂の造形遊びだったりして、なかなか子どもたちが集まりにくそうな状況でしたが、30人ほど聞きにきてくれました。


私は今回、『ぼく、だんごむし』を、メインのつもりで持って行きました。(昨日、うちの長女に相談したら「『ぼく、だんごむし』を、「おたのしみ」で2番目にした方がいい」と言ったのも参考に。)この季節、子どもたちは、幼稚園や公園や小学校で、毎日のようにダンゴ虫と遊んでいます。
この絵本は本当におすすめで、写真じゃなくて貼り絵なのも、ダンゴ虫を表すのにとても合っている気がします。そして、大人が読んでも思わずえっと驚くことがいっぱい書いてあるし(ダンゴ虫が「しかくいうんち」をすることや、コンクリートや石を食べないと体がうまく育たないことなど…)、この絵本を読み終わるとダンゴ虫をなんだかとっても好きになっています。虫が大好きな人が書いた絵本だからかな…。


2冊目に読んだので、『11ぴきのねことあほうどり』を聞き終わって、自分の読みたい本を探そうとしていた子たちも何人かいたのですが、結局途中からみんな「聞きたい…」っていう感じで戻ってきました。高学年の子もいて、最初は「図書委員の仕事で来ました」っていう感じだったのですが、最後には前の方に来て絵本を覗きこむようにして見ていて、面白かったです。


子どもたちに絵本を読むとき、何か、絵本と子どもたちの心情や体験がしっくり合わさって、子どもたちの心の深いところに静かに落ちていくような時間を感じられるときが、好きです。
子どもたちが絵本の世界に集中して、読んでいる自分の存在が消えるような感じが。


そういう状態になる絵本は、やはり良い絵本だと思うし、季節や子どもたちの体験とどこか重なるように選ぶようにしています。それがうまくいくと、成功した…と思えるし、逆に失敗だった…と反省する時もあります。


そして、育児サークルや幼稚園で子どもたちの前で絵本を読むようになって5年ほどが経ち、最近は、子どもたちが絵本の世界にすぅっと入っていくような読み方(自分が絵本の世界の邪魔をしないような…)を、模索しています。


図書館ボランティアのメンバーも3人来て下さって、聞いて下さったのですが、「やっぱり、読んでもらうのっていいね。楽しかった」って言って下さいました。


また少しずつ経験を重ねて勉強させてもらいながら、子どもたちが良い本に親しんでいけるような活動には、携わり続けたいな…と思っています。