ママさんブラスフェスタ

日曜日、やまと郡山城ホールで開かれた「奈良ママさんブラスフェスタ2012」に参加してきました。
私が入ったのは、正確には京都(←奈良に近い京都)のバンドなのですが、奈良県内で活動している4つのママさんブラスに加えて、うちのバンドの5団体が出演。


フェスタのパンフレットによると…
「日本における吹奏楽人口は非常に多く、なかでも中学・高校を中心としたスクールバンドの活動は世界でも有数のレベルと規模を誇りますが、その中核を担う女性は、社会人生活を経て結婚・出産の時期になると、吹奏楽から離れざるをえないケースが多いようです」(…私も同じや…。)「もう一度楽器を奏でたい!そんな夢を叶えるため、2002年に日本で初めてのママさんブラスが仙台で結成されました。それから10年、現在では『練習は静かな環境で』という音楽の常識に捉われず、子どもたちと同じ空間で練習するという試みが成功し、全国で100を超える団体が活動するようになっています」
…だそうです。


確かに、一般バンドでは、練習も演奏会も、普通は「静かに」というのが常識で、演奏中に子どもが泣いていたりするのは許されない環境だった。だけど、ママブラスで新鮮だったのは、練習会場に子どもたちがいてもいい、っていうこと。赤ちゃんをおんぶして吹いている人もいるし…楽器を吹くママの隣にベビーカーが置いてあったり、練習室のはじっこで子どもたちがケンカもせずに仲良くおもちゃで遊んでいたり、大音量の中、赤ちゃんたちが3人くらい並んでスヤスヤ寝ていたりする…(ハーモニーが心地良かったりするようです(^^ゞ)。そういう音楽のあり方って、実はすごく普通で素敵なことやんな…と、私はママブラスに入ってすごく共感しました。


ママブラスだけが集まって今回のようなフェスティバルを開くのは、全国でも初めての画期的な試みらしく、「バンドジャーナル」(←吹奏楽をやっていた人ならたぶん一度は目にしたことがある雑誌)も取材に来ていました。私たちの写真も載るみたい!楽しみ♪


やまと郡山城ホールは、名前のとおり大和郡山城のすぐ隣にあり、私は初めて行ったのですがとても良いホールでした。なんだか落ち着く環境。


…で、本番の私は間違えてしまったところもあったけれど(^^ゞ、とても気持ち良く楽しんで吹けたと思います。夫と娘たちも聴きに来てくれて、前から3番目くらいの座席に姿が見えました。
吹き終わった後は、なんだか嬉しくて涙が出てきそうな感じでした。こういう本当に楽しい場所に、また戻ってこられて嬉しいような気持ちや…なんだかうまく表現できない思いがあり。周りはほとんど全員が2週間ほど前に初めて知り合った人たちばかりで…そういう人たちと音楽をつくった不思議な感じ。


そして、ママさんブラスの5団体は、本当にどこもレベルが高くて驚きました。(…っていうか、奈良県吹奏楽のレベルってやっぱり高い!?)ただ上手いんじゃなくて、親子で聴きに来て楽しめるように音楽にも演出にも色んな工夫を凝らしていて…演奏を聴いていて本当に楽しかったし、思わず笑顔になれました。
ママブラスは、コンクール中心の吹奏楽とはまた違って、こういうふうに時々集まってフェスティバルをしたりして、お互いの演奏を楽しく聴きあったり、聴きに来た家族みんなが元気になれたり笑顔になれたりするような、そういう音楽の文化になっていくといいなあって思いました。


うちの娘たちも、飽きもせずに最後まで音楽を楽しめていました。「お母さんたちのアリエルの曲(リトル・マーメイド・メドレー)もよかったし、トトロとか乱太郎の曲とか面白かった〜!」って。
夫も「頑張ったな(^^)」と言ってくれました。


今回の「奈良ママさんブラスフェスタ2012」は、KCNファミリーチャンネル「エリアワイド」にて放映される予定です。
・7/5(木) 16:00〜 24:00〜
・7/6(金) 16:00〜 24:00〜
・7/7(土) 16:00〜 24:00〜
・7/8(日) 16:00〜
KCNが映る地域の方は、よかったらご覧下さい(^^)



うちのバンドは、12月にファミリー向けのコンサートをやる予定のようです。またご案内しますので、ぜひご家族で聴きに来て下さい。



…そして、蛍の季節です。この日の夜と月曜日に、近所の小さな川へ見に行きました。娘たちも大喜びでした。蛍の飛ぶ姿はいいなあ…と思います。今週末頃までが見頃のようです。