今年も桃の節句

我が家でお祝いする6度目の桃の節句です。
長女の初節句から、毎年この日だけは、お祝いにちらし寿司を作ろうと決めて作ってきて、6度目。年に1、2回作る程度なのですが、前ほど気負わずに作れるようになったような気がします。今年は、おいしいちりめんじゃこをたくさん入れました。それから、いつもの通り、人参と干しいたけ、かんぴょう、鶏のささみ。


上には、錦糸卵、海老、桜でんぶ、スナップえんどう、もみのり、イクラ(←娘たちの大好物だから…)を飾りました。
今週は扁桃腺の痛みがしんどかったので、一時は無事にひなまつりができるだろうか…と思いましたが、なんとかちらし寿司と蛤の潮汁が作れて、ホッとしました。晩ごはんに、家族揃っていただきました。我ながら良い出来で、美味しかったです〜(*^_^*)
それにしても娘たち、よく食べるようになりました。長女は今年は5杯くらいおかわりしていたと思います。家でちらし寿司を作りはじめた頃は、食べるのはほとんど夫と私だけで半分くらいは翌日に残っていたのが、今年は晩ごはんだけで寿司おけが空に!赤ちゃんだった娘たちも立派に成長しました(^^)


ちらし寿司は、実家では母が毎年、春のお祭りの時に作ってくれていたので、ちらし寿司を食べるといつも、私の中には春のお祭りの日の匂いが蘇ります。懐かしい、匂い。記憶は不思議なものです。
今日も、春の匂いを感じながら頂きました。


娘たちの中に、私の作った季節のごはんがどんなふうに残っていくのか分かりませんが、いつか懐かしく温かく思い出してくれる時が来るといいな…と思います。たぶん、そういう温もりは、生きる小さな灯になるような気がします。私にとっての、母や祖母が作ってくれた食事の記憶がそうであるように。


私がちらし寿司を作っている時、娘たちと夫が揃って「ひなまつり」の歌を歌ってくれました。娘たちがどうか幸せに育ちますように。