棚田の恵み

やっと喉の風邪が治りかけていたのに、先週末からまた別の風邪にやられてしまっている私です。。(今回は胃腸→鼻にきました(T_T))



先週、幼稚園のママ友達から頂いたブロッコリーがあまりにも美味しかったので、彼女に詳しく教えてもらって、山の上まで買いに行って来ました。車では恐ろしくてとても行けないと思っていた、暗峠の近くまで…!(娘たちも連れて!)途中からの道はもう、ジェットコースターで上がっていくような感じです…。



先祖代々受け継がれてきたという、生駒山の棚田で栽培されている無農薬の野菜たち。農園の倉庫には、収穫して洗われたばかりのぱりっぱりのほうれん草が青々と並んでいました。実家の祖母が元気に歩き回って、畑で野菜を作っていた頃を思い出しました。のんびりと畑の世話をしたり、畑でとってきた野菜をきれいに洗ったりそろえたりする祖母の傍らで私や弟は遊んで、幼い頃を過ごしたこと。実家はもともと農家だったので、いつも土や野菜が身近だったこと…久しぶりの懐かしい匂いでした。



農園のご主人は、とても温かい優しい方でした。この日は、ブロッコリーとほうれん草と大根をいただいて、またドキドキしながら激坂を車で下りて帰りました。



↑ こんなにもきれいな野菜なので、ちゃんと美味しく食べたくて、改めてほうれん草とブロッコリーの美味しいゆで方を色々調べてから、きちんとゆでてみました。

↑ 長女が「これがいい!」と言って選んだ大根。なんだかなまめかしいような…(^^ゞ(今日、このなまめかしい足の一本を半分くらいざくっと切って、昆布とかつおのだしで炊いておでん風にしていただきました。) 土壌の具合で不思議にこんなふうになってしまうものがあるそうです。実家の大根にも時々こういうのがあったな〜…。もちろん味はまっすぐのものと変わりません。ふさふさした立派な大根葉も、細かく刻んでおかずに。久しぶりに本当にぴちぴちの野菜を触っていたら、なんだか野菜に温もりを感じて可愛いとさえ思えてきました。




大根葉はベーコンと一緒に炒めました。(味付けは塩こしょうと、だししょうゆ少々)これが、不思議に白いごはんに合うおかずでした。この冬は大根葉にハマりそうです…。ちりめんじゃこと一緒に、ごま油で炒めるのもいいかも。(←次回やってみます)



娘たちも、一緒に山を上って買いに行った野菜たちが食卓に並ぶのを見て、とても嬉しそうでした。そして、やっぱり次女は苦手なはずだったブロッコリーをどんどん食べ、普段「ほうれんそうはちょっとにがて…」と言っている長女が、「ここのほうれんそうなら、ちょうちゃん食べられる!」とか言って、おいしいおいしいと食べていました。



…考えてみたら、私が子どもの頃は祖母が畑で作った野菜を食べて育ってきて、畑の野菜が食卓に上る生活が当たり前だったんだけれども、祖母がだんだん歩けなくなり、母が病気で倒れ(今は復活しましたが)、実家の畑の世話を焼いてくれていた近所のおばさんも亡くなり…以前のようには実家の畑で野菜を作らなくなって、この2年ほど野菜はスーパーや生協や駅前の八百屋で買って食べるものばかりになっていました。それが普通なのかもしれないけれども、でも、ほんとうにおいしい野菜の味とは少し違う。
ここの野菜と出会って、私はほんとうに久しぶりにちゃんとおいしい、土の味がするような、甘みや苦みがちゃんとある野菜を食べたような気がしました。それは、幼い頃に食べた舌に残っているような、懐かしいような感覚でもありました。


また買いに行こうと思います。娘たちと一緒に。



素敵な出会いをもたらしてくれた友達に、感謝です。(今日は彼女と、どういう野菜が美味しいか、どうやったら野菜を美味しく食べられるか、という話で盛り上がりました。)



そして、またHBでパンを焼く波がやってきました。いったんホシノ天然酵母を起こしたら、1日おきペースです。

でも結局のところ、私はレーズンとかドライフルーツの入ったパンが好きで(夫も)、ドライフルーツ入りのパンばかり焼いています。レシピは色々持っているのですが、入るドライフルーツの種類が違うだけで、いつも同じページ(^^ゞ

これは、ふさ干しレーズンとクリスタルアップルチップとシナモン入り。食べるのが楽しみ♪