祇園祭宵山

府立図書館に行った火曜日の夕方から、長女発熱。37度台で、先週末の次女と同じ感じでした。次女はその後、キウイやミニトマトを食べると「のどがしみる…」と苦しんでいたので、ヘルパンギーナだったかもしれません。中耳炎で、ずっと抗生物質を飲んでいる最中にかかったので、軽くすんだのかも…??



長女は、夕方〜夜中にかけて熱を出し、翌朝には平熱に戻っていましたが、念のため水曜日(昨日)は幼稚園を休ませました。お昼ごはんの時、ミニトマトを出すと、「のどの奥がしみる〜…」とやっぱり苦しんでいたので、ヘルパンギーナかな〜…。



…ということで、昨日は久しぶりに3人で無理せずまったりと過ごしました。
お昼に、NHKの番組で祇園祭の鉾建ての様子を生中継しているのを見て、ああ〜今年ももう祇園祭の季節なんだ…と思ったら、無性に京都に行きたくなり、私が「祇園祭行きたい〜!」とか「…昔、お父さんとも行ったなあ…」とか言いながら見ていたら、娘たちも「ちょうちゃんもあそこ行きたい!」「はるちゃんもいきたい!」と言いだし…(^^ゞ
「元気になってたら、明日行っちゃおか!」「行く行く〜!」



…という訳で、今日、幼稚園が終わってから(今週はずっと午前保育…)、ささっとお昼ごはんを食べ、電車を乗り継いで四条烏丸へ。


(子連れなので下調べは入念にして行きました。山鉾の位置や、一般搭乗拝観が可能な山鉾等…。それから、熱中症にならないように、長女には水筒を肩から下げさせ、次女と私の水筒は私が持ち、こまめに水分補給をしながら行きました。)



長刀鉾を「おおー!」と言いながら見つつ、長刀鉾には女性は乗れないので、西へ歩いて函谷鉾へ。

長女が早速「これの上にのぼりたい!」と言うので、上りました。拝観料大人1000円。子ども2人は無料でした。
函谷鉾のうちわ3枚と、パンフレット3冊貰えました。娘たちが家から1枚ずつうちわを持って来ていたので、この時点でうちわが5枚に…。



ご満悦です。


スゴイ顔の次女…。



アルバイトのお姉さんも親切でした(^^)


鉾に渡るビルの2階の部屋では、鉾を飾る重要文化財のゴブラン織の前掛等を見ることができました。



「つぎのにも、のぼりに行く〜!」と言うので、四条通から室町通を上がって、菊水鉾へ。


拝観券付き粽1000円を買って、搭乗。(これで3人上らせてもらえました)



↑ 菊水鉾の上から室町通を見下ろしたところ。



南北の通りは日陰になっていて、風が通るとほっとします。(東西の通りに出ると西日で灼熱です…)


錦小路通へ曲がって、霰天神山の町会所へ(錦小路通の西日があまりに暑かったので逃げ込むように入りました…)。

各山鉾町の会所では、粽やお守りやお札などを売っています。ここでは霰天神様にお参りしてきました。



新町通へ出て、南天神山へ。


ここは、拝観料300円でした(子どもは無料でした)。…なので、色々な山鉾それぞれに特徴があってそれを見るのが面白いのですが、純粋に山鉾の上にのぼる体験をしたいならば、南天神山がおすすめかもしれません。



↑ 南天神山の提灯の間から、北天神山を望む。

↑ 南天神山の提灯の間から、放下鉾を望む。



↑ 西陣織やペルシャ絨毯で飾られていて、とても艶やかです。




↑ 南観音山を北側から見たところ。


娘たちが、「かきごおり食べる〜」とやかましいので、氷いちごを1つ買いました(2つ買っても絶対食べきれないため…)。

暑いときに、暑い場所で食べるかき氷は、やっぱりおいしい。


祇園祭のゆるい感じが、私はとても好きです。通りにいると、山鉾町の会所の人たちの会話も聞こえてきて…そういうさざめきや、少しずつ準備をしている感じや、通りを抜けていく夕風。


それから、蛸薬師通を東に入って、あまりの暑さに耐えきれずまた室町通を下って、山伏山で茅の輪くぐりをしました。
長女は、山伏山の近くで休憩している間に、山伏山の会所で売っている「茅の輪せんべい」の試食に何度も通い…(^^ゞ 「このおせんべい食べたら、ちょうちゃん病気にならない」とか言いながらニコニコ顔でした。とうとう会所のおじさんに「お母さんに『買って』ってお願いしたら…?(笑)」と言われ、私は茅の輪せんべいを1袋買って帰りました(長女、せんべいの入った袋を大事に奈良まで持って帰りました)。



菊水鉾の会所で家から持ってきたおやつを食べてまた休憩してから、四条通へ出てすぐタクシーを拾って京都駅へ。宵山が今日から始まるので、本格的に人が増えてくる前に四条を離れました。




帰りは京都駅から特急に乗りました(^^)。


…3歳と5歳が、よく頑張って歩いたと思います!私も久しぶりに祇園祭にめっちゃ行きたかったから、楽しかった(*^_^*)


私は、祇園祭がとても好きなんだと思います。京都に1000年以上も続く、疫病や災いを祓う祭り。調べれば調べるほど凄いお祭りだし(学生時代に授業で祇園祭について調べたこともある…)、京都が誇るほんものが間近で見られる。
ようやく娘たちと一緒に行けるようになって、感無量…。この先も祇園祭に一緒に行ってくれる娘に育てたいものです…。



どうか、家族皆が健康で過ごせますように。