松伯美術館


娘たちが預かり保育でお世話になってきた保育園のチャリティー絵画展で、子ども向けに上村松園の紹介文を書くことになり、学園前にある松伯美術館に家族で行ってきました。


昨年の秋に、京都国立近代美術館で見た「花がたみ」が展示されていて、ここでは柵がなかったので、本当に絵の間近に寄って、松園の筆の跡までじっくりと見ることができました。絹地に描かれていることも、よく分かりました。

これは、見上げるほどに大きな作品なのですが、この作品も含めて松園の絵は大きなものが多くて、驚きます。身長は150㎝ほどで小柄だったという松園が、こうした大きな作品を描き続けたエネルギーは、どのようなものだったのか…。



松篁のあじさいの絵(「八仙花」)も、とても美しかったです。



帰りに、気に入った展示作品のポストカードを何枚か買い求めました。松園のものは、京都で何枚か買ったので、すでに持っているものは今回は選ばなかったのですが、絵だけ見て選んで、買った後で確認してみると、松篁の作品がほとんどでした。松園の人物画もとても好きですが、私は松篁の描く植物や動物の姿に惹かれるのだと思いました。


娘たち、美術館の空間に喜んでいました。次女はドスドス歩き回って、ハラハラ…(お客さんが少なかったので、まだよかったですが)。絵を見て、「どうぶつや!」と叫んでおりました。花鳥画に野生の血が騒ぐのか。長女は、「ちょうちゃん、この絵が好き」などと言いながら、すまして静かに見て回っていました。


雨模様でしたが、庭園を少し散策して帰りました。



レポートと試験に向けて、今週から朝型生活へ移行中。
日曜日までに、レポート完成を目指します。(松園さんの紹介も書かないと〜…)