4歳児が一番完成している人間

今日、音楽家で前埼玉県教育委員長の松居和氏(ジャズピアニストの松居慶子さんのご主人でもある…)が書いた文章を読んで、やっぱりかけがえのない貴重な短いひとときを、自分は子育てしているんだな…と感じました。そして、もっとこの今を大事にしたいと感じました。



「いつの頃からか、4歳児が一番完成している人間と私は決めました。目標とすべき人間の姿、と言ってもいいかもしれません。3歳児が完成かな、という園長先生もいます。 『頼りきって、信じきって、幸せそう』 宗教の求める人間像がそこにあると思いました。…(中略)…人間は、幼児にあこがれて生きてゆくのがいい。幼児にあこがれなくなった時に、人間の進化が止まります。」



…思い当たります。(そして5歳になってしまった長女の子育てをやや後悔する…)
4歳児、3歳児って、本当にきらきらしていて、素敵だと思う。どうして、1枚の葉っぱでこんなに嬉しそうなんだろう。どうして、そのへんの石を拾ってきてこんなに幸せそうにしているんだろう…。いいなあ…って思う。羨ましいくらい。
自分にもあったんだろうな…こんな頃が。



3月で5歳になった長女にとって、今みたいな感覚で草や葉っぱと遊べる時間は、そんなに長くはないかもしれない。本当に今しかないんだな…と思いました。



外に出ると、何でもない駐車場の片隅でいつまでも砂や草をいじって嬉しそうにしている娘たちに、「もうそろそろ家の中入るで〜…!」って、ついついすぐ急かしてしまうんだけれど…
たった今しか、ないかもしれない時を、少しでも一緒に大事に思ってあげられる心を持ちたいな…と思いました。



最近は、幼稚園の行き帰りの道で、カラスノエンドウはじめ色々な草の収穫に夢中な長女(本当に道草…)、今日、カラスノエンドウの笛の作り方を、絵本の中から見つけ出してきました。明日、一緒にやってみようと思います。