松園さん

昨日は、大学時代の友人が、京都国立近代美術館で開催中の「上村松園展」に誘ってくれました。この展覧会、行きたかったので嬉しかった。


独身時代に京都にいた時は、展覧会にちょくちょく足を運んでいましたが、子どもが生まれてからは、思いきらないとなかなか行けなくなってしまいました。家族で行くのはまだまだ大変だし…。だから、こういうお誘いは本当に嬉しい。快く行かせてくれた夫には本当に感謝です。


松園さんの絵を、こんなに沢山まとめて観たのは初めてでした。
会場に入ってすぐ、「草紙洗小町」が。想像していたよりもずっと大きいことに驚き、なんて格好良いんだろうと圧倒されました。松園さんの描く女性は、能面のように様々な意志を秘めている…それを、昨日沢山の絵を見て感じました。本当に素敵でした。


奈良にある「http://www.kintetsu.jp/shohaku/」にも、ぜひ近いうちに足を運びたいと思いました。


展覧会を楽しんだ後、美術館近くの「六盛」で、名物の「手をけ弁当」を頂きました。


誘ってくれた友人は感受性の豊かな人で、一緒に絵を見たり話したりすることが、いつもすごく楽しい。昨日もゆっくり色々な話ができたし、彼女と行けて本当に楽しかった。ありがとう。


お能の会に行く彼女と別れて(謡に参加するらしい☆)、私は「六盛茶亭」へ。前を通りかかってみたら、珍しく誰も並んでいなくて、空席もあるような感じ!なかなか来れないし、こんな空いている時はまずないので、久々に入ってみました。

↑ 感動的に膨らんでいたバニラスフレ♡


それから、京都府立図書館に寄った後、てくてく歩いて青蓮院門跡へ。

ここの大楠が、私はとても好きです。

青蓮院は、京都の中でも好きなお寺で(建物もお庭も見応えがあり、京都のいいところがたくさん詰まっていると思う)、機会があったら足を運びたいと思っていました。久しぶりに来れました。


最後の紅葉が、まだ美しく残っていました。


↑ 親鸞聖人が得度した場所でもある宸殿の前庭。青蓮院の中でも、私が一番好きな場所。大きく枝を広げた楠の大木、杉苔の庭、緩やかな鐘の音。ずっとここでぼーっとしていたいと思います、いつも…。離れがたい庭です。


…だけど、帰らなければならないので、またてくてくと歩いて…

知恩院前を通り…(この山門はやっぱり格好良すぎる)、円山公園と八坂神社の境内を抜けて、四条通りへ。


↑ 前日に海老蔵の札が外されたという南座。顔見世が始まると、京都の年の瀬…という感じがします。また歌舞伎も観に来たいなあ…。


久々にたくさん歩いたので、帰りは足がパンパン。。ちょっと自分のために頑張りすぎました。子育て母は、やっぱり自分のためだけに体力を使い果たすのではなく、家族の世話をする余力を残しておかねばならないと反省しました。。…が、いい時間でした。


でも、最近は自分1人の時間より、大変でもやっぱり家族と過ごす時間の方が楽しい。(友人との時間は別^^)
外に出かけても、一番大事なものは家にあると感じるようになりました。


展覧会後の楽しみはいつも、ポストカードを選ぶこと。

今回は、「草紙洗小町」と「鼓の音」を選びました。京子に見せると、「わあ、すごい…」と。


もう少ししたら、京子も一緒に行けるかな。自分の行きたい展覧会に、気軽に娘たちも一緒に連れて行けるようになると、またいいだろうなあ…と思います。ぜひそうしたいです。



夫と娘たちは、プールとランチと公園をハシゴしたらしい。大充実だったようで…夫に感謝。来週末は私も一緒に行きますよ!