出雲へ

tamago-ayako2010-11-05

先週日曜日から、2泊3日で旅行に行ってきました。


夏休み、出張続きで休みを取れなかった夫が、「家族で旅行したい」と。京子の足もほぼ治り、色々なことが少し落ち着いて、ちょうど良い時だったと思います。


温泉に行きたい、美味しいものが食べたい、という夫の希望。ホテルじゃなくて旅館に泊まりたい(畳に布団で寝たいということらしい←家と一緒やん…)、という京子の希望。せっかく遠くへ出かけるなら、誰かに会いたいという私の希望。


…結果、松江・出雲へ。
玉造温泉に入り、旅館に泊まり、日本海宍道湖の幸を頂き、出雲大社へお参りし、松江に住む大学時代の友人と10年ぶりに会うことになりました。
松江の友人は、高校を卒業して岐阜を離れ、大学の寮に入った時、最初に同じ部屋になった人。10年前に一度、彼女を訪ねて松江に旅行して以来の再会です。


2泊3日の旅のことは、書ききれませんが、私にとっては何か家族を確かめるような、良い旅になりました。


31日の未明(夜中1時頃)、寝ている娘たちを車に積み込んで奈良を出発し、真っ暗な中国道から米子道路(街灯がない…!)を夫がひた走り…蒜山高原SAで私と運転交替。蒜山高原から米子を経て松江まで、私が運転しました。明け方5時半に松江に到着。


松江の1日目は、小雨が降っていたので、友人に勧められた「松江フォーゲルパーク」へ。ここ、良かったです。フォーゲルパークまでの道のりもよかったな。宍道湖をたっぷり感じられる道。
フォーゲルパークは屋内なので、雨が降っていても、子連れでも楽しめました。玄関を入ってすぐのたくさんのフクロウたちに、まず驚き…大人も興奮してしまいます。。

カモと触れ合えたり…

ペンギンたちの行進が見られたり…

水鳥に餌をあげたり…フクロウの飛行ショーなども見られ、楽しかった。


その後、「宍道湖しじみ館」で、しじみご飯やしじみ汁、しじみカレー、しじみうどんなどを頂き、玉造温泉に近い友人宅へ。

10年前に松江を案内してくれた2人が結婚して夫婦になり、可愛い娘さんが生まれ…いい家族で、幸せそうで、心があたたまりました。2時間ほどの滞在だったけれど、10年ぶりに彼女の顔を見て話し、また別れる時には2人ともちょっと涙が出そうな感じでした。色んな思いが沸いてくる感じで…。
10年ぶりに会った彼女は、変わっていなくて、でもちゃんと10年分の何かを重ねていて、それがいい感じでした。次に会える時は、いつなんだろう…だけど、その日にまた元気で笑顔で会えるように、また自分も頑張ろうと思えました。ほんとに、元気でね、また会おうね。


玉造温泉の旅館に2泊。
日本一大きな混浴露店風呂のある宿で、ゆっくりできました。娘たちも「おっきいおふろ」に、大喜び。


2日目は、出雲大社へ。

出雲、いいところです。いろんなパワーを感じられるような、いい心地がしました。澄んだ感じや、自然の大きな感じや、神話。
参道や境内を楽しみ、お参りをしてから、日御崎灯台を目指しました。途中、稲佐の浜に立ち寄りました。


国譲り神話の舞台となった浜辺。
すがすがしくて、波の音も、打ち寄せる波の荒々しさも、風も、気持ち良くて、時折雲から漏れてくる光を見ていたら、そこにはやっぱり神様がいるんじゃないかと思えました。
私は桜貝の貝殻を拾い、京子も貝殻を拾って砂山に埋めて遊んだり、春奈は棒を拾って砂浜に延々と線を引いたり…長靴も車に積んでいたので、波打ち際で波と追いかけっこもできたし…

いい浜辺でした。


稲佐の浜から、車で20分ほどで日御崎です。ここは、10年前にも友人が連れて来てくれた所。明治時代に造られ、石造りでは日本一高い灯台だそうです。

前に来た時は夏で、灯台にのぼりましたが、遊び疲れた娘たちが車で爆睡したため、夫が車に残ってくれて、私だけ灯台付近を散策しました。

いつか狭いと感じるようになっていた日本も、やっぱりまだまだ広くて、だけど宇宙から見たらちっぽけなこの島の端っこに私はつかまっていて、やっぱり地球は大きくて荒々しくて…そういうことを感じながら、歩いていました。


車に戻ると娘たちはまだ寝ていたので、夫と交替して、夫は近くの食堂へ海鮮丼を食べに…。

心残りのないよう、押さえるところは押さえておきたいらしいです。



3日目は、松江城へ。堀川めぐりの遊覧船を楽しみました。



↑ 松江城の下で、遊ぶ娘たち。


最後に、島根県立美術館のそばの宍道湖畔へ。

残念ながら、美術館は休館日でしたが、「宍道湖うさぎ」を見てきました。「宍道湖うさぎ」、作者は薮内佐斗司氏で、「せんとくん」と同じです!繋がりを感じました…。


帰りは、運転したい気分の私が松江から神戸(三田)まで運転。宍道湖畔でも、日本海から吹いてくる風が強かったけれど、出雲の力に背中から押されているような、順調なドライブでした。大山や蒜山の景色を眺めながら…

行きは真っ暗で何も見えませんでしたが、こんな景色だったんだなあ…と。


三田で一旦高速を下りて、三田屋本店で三田牛を食べてから、無事奈良に帰りました。


いい旅でした。時々は、日常を離れて、家族でこういう旅行をするのもいいなあ…と、夫と話し合いました。


そして3日に私は34歳に…。また1つ年を重ね、新しい気持ちで1年の始まりです。


この日、京都に住む大学時代の友人が、「くるみの木」のランチに誘ってくれました。「くるみの木、行きたい!」と言う京子も一緒に。ランチの後のケーキには「おたんじょうびおめでとう」のプレートが。ありがとう〜!すごく嬉しかったです。


夜は家族にお祝いしてもらいました。夫が頑張ってお好み焼きを作り、食後にケーキ。ハッピーバースデーを嬉しそうに歌ってくれる3人の笑顔が、何よりのプレゼントでした。