教員免許更新講習

tamago-ayako2010-08-06

8月3〜5日まで、奈良教育大で、教員免許更新講習を受けてきました。


昨年の4月から施行された今の法律(改正教育職員免許法)では、35歳・45歳・55歳になる年の3月末までの2年間に、大学などが開設する30時間の講習を受講・修了申請をしなければ、免許が失効してしまいます。しかもその費用はおよそ3万円で、自費。
対象者は、現職教員、教員採用内定者、教育委員会や学校法人に講師登録している者、過去に教員として勤務した経験のある者。


私の場合、今後、また教員や講師として働きたいと思った時に、免許が失効していたら、講習を受けなければ教壇には立てないということなので、今回やはり受講することに…。
奈良教育大に申し込みをして、住んでいる市の教育委員会で証明してもらって、費用を振り込んで書類を送って…というような手続きでした。


とはいえ、この夏に受講申し込みできたのは、30時間のうち24時間分。残る6時間は都合でどうしても予定が合わなかったので、冬に放送大学で受講しようかと思っています。2年間で30時間を受講して申請しないと、もし一部受講しなかったりした場合、受講した分は無効になってしまいます…。


…というわけで、教育現場にいたのはたった4年間という私も、35歳・45歳・55歳になる、奈良の中堅・ベテラン先生たちに混じって講習を受けてきました。。恐縮してしまいました。気持ちも経験も、初任者のまま止まっている自分なので…。


…考えてみたら、あの頃、一緒に初任研を受けたり同世代の同僚だったりした皆は、もう「中堅」と呼ばれる立場になっているんだなあ…と。みんなどうしているのかなあ…と(一部の親しい人たちは今も連絡を取り合っていますが)、久しぶりに懐かしく思いました。研修で一緒に御嶽山に登ったり、授業を公開しあったりした同期の先生たち。経験を積んで、すっかりたくましくなっているだろうなあ…と。


3日、教室に行くと、幼稚園の京子の担任の先生に遭遇…(必修科目だったので、幼・小・中・高が同じ教室でした)。同学年ということが判明…。2日間、同じ教室で講習と試験を受けました(^^ゞ


3・4日は、「教育の最新事情」という講習を受けたのですが、本当に今の教育現場は大変なんだという話ばかり。もちろんその解決策も示されますが、それはかなり大変なことだろう…と。
新しく改訂される指導要領・要録について、教育政策の動向について、報道や世論調査や統計の見方や利用のしかた、近年の子どもの変化について、保護者への対応のしかたについて…などなど。
大変でしたが、試験はなんとかできたと思います、たぶん。


5日は、中・高の国語教員対象の「国語に親しませる授業を目指して」でした。これは楽しかったです。やっぱり自分は古典の授業がやりたい!と思ったし、ディベートなども懐かしく思い出し、また教室で中学生と一緒に授業ができたらなあ…と思いました。
試験は…ちょっと大変でした。現場にいたら楽に書ける問題だと思うのですが、現場を離れてしまった自分には、すぐイメージするのが難しかった。でも、できる限りのところで書きました。通っているといいのですが…。


3日間、7時半に家を出て、18時に帰宅する生活。大学まではドアtoドアでちょうど1時間でしたが、それでもヘロヘロになりました。夫が3日間休みをとってくれて、娘たちの保育園への送り迎えとか、京子のヤマハとかに行ってくれました。


奈良教育大の周りにはお店がほとんどないし(コンビニはローソン1軒だけ)、学食も閉まっているので、3日間お弁当を作って持って行きました。ついでなので、娘たちと夫の分も、全部で4つのお弁当を6時に起きて作ってから出発。

↑ 夫と私のお弁当は、がっつり920mlのタッパです。(一番上の写真と同じみたいやな〜…どっちものり弁だし…でも、内容微妙に違います、、一応。。)


洗濯や片付けや娘たちの世話や掃除は、夫が全部やってくれました。


夕飯は、夕方、私が駅に着く頃に駅前で待ち合わせて食べたり、昨日は百貨店の地下であれこれ買って帰ってナカ食にしたり…という3日間。


夫の助けがあったからできたけど、私一人ではとてもできなかった…。毎日働いているお母さんは、本当に大変なんだと思いました。頭が下がります。私は夕飯を楽しちゃったけど、こんなこと毎日はできないから、買い物して帰宅して夕飯作って子どもたちお風呂に入れて…を2〜3時間でやらないといけない。ハードだ〜…。
実際、夫婦共に教員の場合、朝7時に子どもを保育園に預け、夜7時過ぎに迎えに行く生活が当たり前のよう…。私も、中学校にいた頃は朝7時〜8時に出勤、帰宅は21時〜23時という日がざらだった…独身だったから無理ができたけど、子育てしながらその生活では家庭が崩壊します。。


また働きたいけれど、働き方を考えながら、ぼちぼちとやな…と思います。


教育現場の現実について、働き方について、子育てについて(「最新の教育事情」は、これからの学校は大変やなという意味で、今後の子育ての参考になりました。。)、考えさせられた3日間でした。(結局今の自分に返ってくる…)


来週は奈良大に行きます。大学巡りみたいな夏です。