梅雨の夜中に…

近畿地方は、先週日曜日に梅雨入りしました。雨の多い日々です。



今年も、梅シロップを仕込みました。このところ、昼間はなんだかバタバタしていて余裕がなく…雨の音を聴きながら夜中のキッチンでひとり。


梅の実を洗い、竹串でへたを取り、キッチンペーパーで一粒ずつ水気を拭きとり、竹串の先で皮をまんべんなくつつきます。そして、瓶の中をホワイトリカーで拭き、梅の実と砂糖を交互に入れます。昨年は氷砂糖を使ったので、今年は三温糖。発酵を防ぐため、少し酢を入れました。


梅雨の夜中に、青梅を仕込むのも、なかなかよいものだなあ…と…(暗いですか?)。


梅シロップを仕込んだあと、昨年仕込んだ梅酒を1年ぶりに解禁してみました。キッチンの棚の下の方に納めて、その存在をしばらく忘れていたのですが…取り出して、1年ぶりにフタを開けてみると…予想していた以上にいい香り!?


グラスに氷を入れ、少し注いでみると、とろりときれいな赤褐色。味見してみると…むむっ、ウマイ…!!


翌日から、夫を誘って晩酌。自家製梅酒とは、かくもおいしいものだったのか。


梅酒は3年ものになると、更においしいらしい。昨年仕込んだから、今年はもう梅酒は作らなくていいか、と思っていたのですが、3年ものを飲むためには、このペースだととても3年持たない…と思い、急遽また青梅1kgとホワイトリカーを買いに走り、結局今年も仕込みました。黒糖で…。


何年か連続で仕込めば、そのうちに3年ものも飲めるようになるかも…。あ〜、その日が待ち遠しい。それまで元気で頑張るぞ、わたし!




この時期の梅酒は、また格別においしいような気がします…。キッチンドランカーにならないように気をつけよう。。



そして今日、近大の6月スクーリング、無事終了。なんとか3回、休まず通えて、試験も受けられて、ホッとしています。
「レファレンスサービス演習」は、大阪市立大学の学術情報センターで長年レファレンスサービスに携わってこられた先生が講義をしてくださったのですが、先生の人柄がにじみ出る温かな講義でした。


「先生は、なぜ司書になられたのですか?」という学生からの質問に答えて、先生は「わたしは本当に楽天的で…司書になったのは、本当に成り行きなんです…」とちょっと恥ずかしそうにされながら、こんなことを言われました。


人生というのは、たいていは流れというか、成り行きなんじゃないか…、どうしてもこれになりたい…って思っても、その時の状況や時代の流れの中で、なかなかそれが叶わない時もある、そうかと思えば、巡り合わせでなれる時もある。自分はこれしかだめだ、って思うのではなくて、その時々の自分の置かれた状況や仕事の中で、ただそれを一生懸命にやる…
そんな話を、最後に少し先生が語られ、講義が終わりました。


…結局のところ、自分の今までも、思い返してみれば、そうだったかもしれない…と。実際に自分が歩いてきた道は、過去の仕事も、今の生活も、結局、何かその時の巡り合わせというか、流れのようなものに乗って、出会ってきたような気がしました。


今は、今が、やっぱり大事なんやな…と、また素直に思えました。



今回のスクーリング中に、取り組んだ課題2つ。どちらも先生から思わぬ高い評価を頂き、びっくりしました。特に、左のグループで取り組んだ課題の方は、「うならされました。このまま教科書にできるくらいです」って。
どちらもとても楽しんで取り組めた課題だったので、嬉しかったです。頑張って良かった。


この年齢になっても、時々、誰かにほめてもらえたり、ちゃんと認めてもらえたりすることは、嬉しいことなんですね。子どもなら、それはなおさらで、大切なことなんだろうなあ…と。


つい、何かにつけて小言が多くなるけど、ほめることも忘れないようにしないと…(^^ゞ