はるみ

tamago-ayako2010-01-27

母の病状は、まだまだ不安な部分もありますが、状態はなんとなく落ち着いてきています。
色々とみんなで考えなければならないことがありますが、ひとつひとつ、その時に一番良いと思われることを選んで、みんなでよく話し合って、やっていきたいと思っています。本当に、体が資本なので、自分の体も家族の体も、大切にしなければ…。
今回のことがあって、改めて、家族は皆揃って家にいられることが、何よりも幸せなことなのだと感じています。家族と一緒に食卓を囲めること、一緒に眠れること…そのかけがえのなさを今まで以上に感じながら、日々を過ごしています。


児童サービス論を学ぶ日々、こんな言葉に出会いました。
「子どもが、あなたに“本読んで”といってきたら、何はさておいても読んでやらなくちゃいけませんよ。あなたがここでする仕事のなかで、本を読んでもらいたがっている子に本を読んでやること以上に重要な仕事は何ひとつないのですから。」(「ランプシェード」 松岡享子 『こどもとしょかん』 No.61 東京子ども図書館 1994)


今月は娘たちが2人とも保育園にお世話になっているので、保育園から帰って晩ごはんを食べた後が、絵本を読む時間。京子に、「京ちゃん好きな絵本選んできていいよ〜。いっぱい読んであげるよ」と言うと、京子は本棚から10冊ほど選びだして持ってきます…。昨日は、『どうすればいいのかな?』『ぐりとぐらとすみれちゃん』『しょうぼうじどうしゃ じぷた』『はじめてのおつかい』『あらいぐまとねずみたち』などなど…。
春奈は毎日保育園に行くようになってから、急に言葉が増えました。2語文、3語文をロボットみたいにしゃべります。「おっきい きりんさん、きた(←絵本を見て)」とか「ちょうちゃん、おきた!」とか…。昨日は夕食の時、サラダのきゅうりだけよけながら、「きゅうり、きだい(きらい)。いらん」と。…いっちょまえに…。
春奈は昨日は『きんぎょがにげた』を持ってきて、読んでやると「きんぎょ、おった!」と言いながら、喜んでいました。京子はじっと黙って聞くタイプでしたが、春奈はページをめくるごとに、自分の思ったことを発言。同じ絵本でも、反応のしかたが全然違うんだな〜…と。


春奈が毎日保育園に行くようになって、娘たちも私にも、何だか良い生活のリズムができています。京子のお姉ちゃんぶりがこのところますます顕著になり…何かにつけて春奈に「おねえちゃんが、○○してあげよっか?」。自分のことを指して「おねえちゃん」発言が目立ってます。保育園でもずっと一緒に過ごしているから、自分が春奈をお世話しなきゃっていう気持ちが高まってるのかな〜…。私も娘たちもいい感じだから、このまま2月3月、過ごそうかな〜…。


昨日は、病院のおばあちゃんの携帯に電話をかけてみました。
「おばあちゃんに電話してみよか」と京子に言うと、京子は「おばあちゃん、もうしゃべれるようになった?」。…京子にはその都度おばあちゃんのことを話してきましたが、京子なりに今回の状況を理解していたんだな〜…と思いました。
電話口では、京子は「おばあちゃん、元気になった?」「早く元気になって!」。
春奈は、「ばーちゃん、はーちゃんよ〜」。母は、お正月に会った時に比べて春奈がよくしゃべるようになったことに、びっくりしていました。それから春奈は、最近よく歌っている「♪たーこーたーこー、あーがれ〜…」と、「♪きーだーきーだー(きらきら)ひーかーる〜…」を歌いました。母は、「おばあちゃん、春ちゃんや京ちゃんに会いたいなあ」。


病院の母が、「『はるみ』が食べたい」と言うので、先日愛媛のちなみちゃんがみかんを送ってくれてとてもおいしかった、松山の「密柑屋」さんに注文しました。
昨日のお昼に電話したのですが、もう今朝、うちと実家に箱に詰まったきれいな「はるみ」が届きました。中の皮が薄くてみずみずしくて食べやすくておいしい。早春のみかんです。
母もおいしく食べられるといいな。