原っぱへ

この秋の私のテーマは、「原っぱ」(なんとなく)。


この辺りで一番広い原っぱがあるところと言えば…

おそらくここです。平城宮跡


京都に住んでいた学生時代、小学生の時以来の奈良に、1人で来たことがあります。その時、電車の中からこの平城宮跡を初めて見て、すごく奈良らしい、と感じました。
奈良に住むようになってから、ここに行きたい行きたいと思っていたのですが、「子連れで遊びに行ってもいい場所なのか…?」「車はどこに駐められるのか…?」などなど素朴な疑問が多く、車で近くを何度も通るうちにその疑問が徐々に解けてきて、ようやく昨日初めて、お弁当を持って行こう!ということになりました。



簡単なお弁当を作り…
車で20分。無料駐車場が4か所ほどあります(17時閉門)。駐車場の近くにトイレもあります。



ただただ広い野っぱらです。そして広い空。
夫が、「奈良ならではやな」と言って喜んでいました。

木陰の、ふかふかの草の上に敷物をしいて、お弁当とおやつを食べました。
原っぱを走り回ったあと、散策。


「きのぼりしたい!」と京子。



木の枝を拾ったり、花やすすきを摘んだりしながら、歩きました。



同じようにピクニックを楽しんでいる人たちが、たくさんいました。(トータルでは結構人がいたと思うけれど、広いので少なく見えます…。)京子は先日の台風で折れたらしい太い木の枝を見つけ…春奈は大好きな斜面のぼりを楽しみ…。


遊ぶものは、シャボン玉だけ持ってきました。


シャボン玉、京子の方まで飛んでいきます。

また斜面のぼりをする春奈。この草原、意外とでこぼこしています。



寝転がると、見えるのは青い空だけ。


あんまり気持ちよくて、ふかふかの草の上で一瞬ウトウトしましたが、娘たちは寝させてくれませんでした。。。


草原を歩いて、大極殿跡へ。

柱の跡の石に、娘たち大喜び。石をたどって走り回っていました。


生駒山が見えます。春奈もいます。


遠くから、春奈と夫がやってきます…。


石を並べて遊んでいる男の子を見て、京子も柱跡の上に石を並べ始めました。

最初は「ネックレスみたいにならべる」と言っていたのが、真ん中にオレンジ色の石を置いて、「ホットケーキ!」。


「ケーキやけました!」。



食べものとシャボン玉以外、何も持って行かなかったけれど、結構いろいろ遊べました。だけど今度行く時には、「ボールとじてんしゃもっていく!」ですって。
この日、結構歩いたと思うけれど、それでも平城宮跡全体の4分の1くらいを、ちょこっと回っただけ。広い〜。



遺跡で遊べる…って、「奈良ならでは」だなあ…と思いました。ゆったりした時、この草原と生駒山が見える風景は、1300年前とそれほど変わっていないのかもしれないな…とも思いながら。
春奈がほとんどベビーカーなしで歩き回るようになったので、こういうピクニックが本当に楽しくなりました。


奈良らしい場所、これから子どもたちと一緒に訪ねていきたいです。