10月です。話題いろいろです。

tamago-ayako2009-10-01

昨日、雨の朝。
窓を開けると、京子がニコニコしながら「トマトのにおいする」と言います。不思議なことを言うなあと思って、「トマトの匂い…??」と聞き返すと、
「あめのひは、おばあちゃんちのはたけのトマトのにおいする」。
草木が雨に濡れて立つ、匂いのことを言っているのかなあ…。夕方、車から家へ、雨の中を速足で歩きながら、ふわっとそんな匂いがかすめたような気がして、この匂いのことかな…?と。


今日、テレビで手話ニュースを見ていたら、また京子がニコニコしながら、「なんか、おててでおはなししてる!」。


最近、京子の言うことが結構面白くて、フーーーーンと思うことや、なるほど…と納得させられることも多く、会話するのが面白くなってきました。大人にはない勘というか感の、不思議な強さを感じて、迷った時にはそれを結構信じたりしている自分がいます。


そういう意味では春奈も…。今日、京子を保育園に迎えに行こうとしたら、少し前まで太陽が顔を見せていたのに、なんだかあやしい雲行きに。まだ雨は降っていないのに、その空を指さして、「ジャー(雨)や!」と何度も言います。「えー?ジャーなん?雨まだ降ってないやろ?」と聞いても、「ジャーや!」。
結局、その30分ほど後には、雨降りました。



京子も昨日で、満3歳半。(…あっ、春奈も先月17日で満1歳半になりました!)
3歳と3歳半では、だいぶ変わったな〜と思います…。自分の主張ばっかりじゃなくて、こちらが言っていることをある程度のんで、納得してくれるようにもなったし。そういう意味では、だいぶ楽になりました。


春奈は、最近少しずつ言葉が増えていて、京子を指さして「ちょーちゃん(京ちゃん)や!」と言えるようになり、ゾウの絵や人形を指さして「じょーちゃん(ゾウさん)や!」(…「ちょーちゃん」と「じょーちゃん」の発音がかなり似ているのですが、一応使い分けているようで。。。)寝ている京子を指さして、「ちょーちゃん、ねんねちてう〜(してる〜)」と言ったりします。
絵本を読んでもらうことも大好きで、少し前まではある程度決まったお気に入りの絵本を毎回持ってくることが多かったのですが、最近はいろんな絵本をせっせと持ってくるようになりました(なかなか応えきれていませんが〜)。



そんな中でも、今年の春頃に実家の母がおくってくれた、娘たちお気に入りの絵本があります。

だるまさんが

だるまさんが

だるまさんの (かがくいひろしのファーストブック)

だるまさんの (かがくいひろしのファーストブック)

だるまさんと (かがくいひろしのファーストブック 3)

だるまさんと (かがくいひろしのファーストブック 3)

文章は、「だるまさんが、○○」の繰り返しで、やさしいものなのですが、絵や展開の意外性(ビックリさせられるし、笑えます)に、1歳の春奈も3歳の京子もそれぞれの楽しさを見つけて、それぞれの世界で喜んでいます。


この絵本の作者のかがくいひろしさんが、先日亡くなったというニュースがありました。(http://www.yomiuri.co.jp/national/obit/news/20090929-OYT1T01262.htm
かがくいさんのことは、「だるまさん」シリーズを読むまでまったく知らなかったのですが、大学卒業後、養護学校の教諭を務めながら、人形劇の活動や紙を使った造形などの創作活動をされてきた方だそうで…絵本作家としてのデビューは2005年。まだ54歳で、まだまだこれから、子どもたちに楽しい絵本をたくさん届けてくださるはずの方だったのに…ととても寂しく思います。
今年1月の、かがくいさんのインタビュー記事を見つけました(http://newblog.ehonnavi.net/2009/01/post_153.html)。
「今の大変な時代に悲しい本というのは、ちょっとつらいなぁと思うのです。
僕はふんばって笑顔になれる、笑える絵本というのをつくっていきたいと思っています。
絵本を通して、一時でも親子で楽しく笑顔になってくれればと思うのです。
僕も実は悲観的な考えになってしまう事も多いのですが、
絵本を描く事で笑顔になっています。
皆さんもどうか元気な笑顔でいてください!」


かがくいさん、絵本から感じていたとおりに、あたたかな、ユーモアのある、周りを笑顔にしてしまう方だったのだろうなあ…と思います。
そしてこれから先も毎日、我が家では、「だるまさん」を囲むたびに親子が笑顔をもらえるんだなあ…と。本当に、ありがとうございます。



絵本に関して、もうひとつ、少し前に読んで、心にとめておきたいな…と思った言葉がありました。
「母の友」2009年5月号で、福音館書店相談役の松居直さんが苦言のように言われていました。
「…最近は、絵本の『読み聞かせ』が広がってきていますが、読む側に聞かせようという気持ちがあってはだめです。あなたが聞きたければ聞きなさい、というのでいいんですよ。ぼくは子どもに本を読んでやるときに、『読むのも勝手、聞くのも勝手』と思っていました。勝手ですから、子どもが聞かなくても読んでいましたよ(笑)。ところが今、読み聞かせをやる人というのは、「聞きなさい」「聞いてよ」という気持ちがあるから、かえってそれがストレスになったりする。
ことばというのは意志で押しつけるものではありません。ただ語ればいいんです。相手が聞いた結果伝わればいいし、伝わらなかったらそれでおしまい。音のことばは一回限りで、消えていくわけですから。今は教えようとか効果を期待しようとかいうのばかりで、相手に委ねる、言ってみれば『遊び』の部分がないんですよね。…」
以前に、松居さんが講演で絵本を読むのを聴いたことがあります。
松居さんが絵本を開けて、どちらかというと淡々と読んでいかれるのですが、その時に自分の底から湧きおこってきた、もっと聞きたい、もっと読んでもらいたい、という不思議な衝動が、今も忘れられません。
あの、淡々とした、でもなんともいえない深いあたたかみに満ちたような、松居さんの読む姿が、なんとなく自分の憧れというか、そんな姿のひとつになっています。
絵本は、親と子が身近に、ただあたたかく、楽しむものなのだと思います。




今日、春奈と行った公園で見た雲。

変化のある空や雲は、なんだかワクワクしてきます。

雲の行列…。


そんな雲たちの下で、「ポッポ、や!」と、ハトを追いかけまわす春奈。それを見ながら今日思ったのですが、ハトというのは、歩き始めた小さな子どもが追いかけて歩く練習をするのに、ちょうどいい生き物だなあ…と。あの速度といい、対応能力といい、絶妙な間合いといい…。



そして…


今年も「赤ちゃんいい顔写真展」の季節がやってきました。京子の参加も今年で4回目。3歳までなので、今回が最後です。我が家は半額サービスで、2人で5000円で、スタジオでいっぱい撮ってもらえた上に額装までしてもらえるので、いい展覧会です。
10月中、商店街の銀行内に展示されていますので、お近くの方はぜひ〜(^^)。



一番上のお弁当の写真は、娘たちが保育園へ持って行くひじきごはん弁当。
若干大きい黄色の方が、春奈のです(ごはんの量は1.5倍くらい)。京子はこのところ小食気味ですが、春奈の食欲はとどまることを知らず…食欲に合わせて、ついに弁当箱の大きさ逆転しました。2人ともきれいに完食でした。