軌道修正ばかりです

tamago-ayako2009-05-20

京子にとって、今一番楽しいことは、毎日、幼稚園から帰った後に、ご近所の友達と砂場や自転車で遊ぶこと…。



幼稚園は9月まで午前中だけなので、週に1回くらいは午後に何か習い事をしてもいいかな…と思い、ヤマハ音楽教室の3歳児のコースに通うことにしました。京子は家では常に歌ったり踊ったりしているし、体験レッスンもとても楽しかった様子で、はりきって「いく!」と言っていたので、申し込みました。自分も子どもの頃、ずっとヤマハに通っていて楽しかったし…でも向き不向きがあるから(私の弟と妹も習ったけれど早々にやめたのでピアノ弾けません)、京子はどうか分からないけれど、楽しそうだし始めてみたらいいかな…と思ったのです。


昨日は2回目のレッスン日だったのですが、幼稚園の帰り道にいつものように「おすなばいく!」と言ったので、「今日は、音楽教室に行かなあかんから、ちょっとだけにしとこか」と言ったら、下を向いて歩きながら何やら考えている様子。…しばらくして小さ〜い声で、「ちょうちゃん、しょうちゃんとおすなばでまっとく。おんがくきょうしついかない」。
…そうやんなあ〜…そりゃもちろんしょうちゃんと遊ぶ方が楽しいもんなあ…と、京子の気持ちはすごくよく分かるんだけれども、既に入会金も月謝も払っているし…という大人の都合もある…。
それでも30〜40分くらい近所の友達と自転車で遊んでから帰宅したんだけれど、音楽教室に行くために遊びを早く切り上げさせられたということが気に入らなかったらしく、家に帰ってからも泣き続け、「ちょうちゃん、もっとあそびたかった…!」。
「幼稚園で遊んできたんじゃないの?」と聞くと、「あそんでない。ようちえんいや!ちょうちゃん、ようちえんいくと、つかれるの!」。そして、幼稚園に入るまで通っていた保育園が大好きだと言い出し…(最近、私の都合でちょっとだけ預かり保育を利用した日があり、春奈も一緒に楽しく過ごしてきたところでした)。
結局、音楽教室には行ったけれどもムッツリ顔で(先生をじーーーっと見て、一応やるべきことはやっていたけれど、全然楽しんでない←春奈の方が楽しんでた)、16時に帰宅後は、「おすなばいく!」と近所の砂場に直行…18時半まで砂場で遊んで、やっとニコニコ顔の京子になっていました。



とにかく今は外で近所の友達と遊ぶことが、京子にとって一番楽しいことなんやなあ…それはとても自然で、当たり前のこと…。
遊びたい京子を音楽教室に連れて行くのってどうなんやろ…、幼稚園より保育園が好きって言ってるのは、どうしたらいいんやろ…と、なんだかくよくよと悩みだしてしまいました。



今日の夕方、先日預かり保育に行った時の忘れ物もあったので、受け取りがてら、保育園に顔を出しました。
そうしたら、「京子ちゃん、ちょっと遊んでいくー?」と園長先生が言ってくださったので、春奈と私も一緒に園の部屋で30分ほど過ごしました。園長先生に昨日からのことを話したり、園長先生はじめ先生たちが朗らかに子どもたちと関わる様子を見ていたら、やっぱり自分が笑顔じゃないといけないな〜…なんだか自分はこの頃後ろ向きなことばかり言ったり考えたりしているなあ…と、反省させられました。



春奈とふれあう時にはいつも心から笑顔になれるんだけれど、このところ京子にはしかめっ面をしてしまうことが多いし、いらんこともいっぱい言ってしまう…。


以前、保育園の園長先生が、園だよりにこんなことを書かれていました。
「子育ては成長を確認しながらの山登りです。頂上に登ることをあせらず、時々は立ち止まって振り返り、わが子の成長を確認して喜びに浸って頂きたいのです。 立ち止まることによって、周りの景色が見えてきます。すると、ちょっと軌道修正をしたほうがよいかな、などとゆとりが生まれて来るものなのです。『あせらず』とは、一度立ち止まってきた道を振り返り、自分の足場を固めてから一歩前に足を出すということのように思えます」。



私の場合、常に軌道修正…今日もまた反省…明日からまた笑顔で京子との時間を楽しめるといいな〜…。