雨の日曜日に

tamago-ayako2009-05-18

先週は、京子がヤマハの教室に通い始めたり、私も幼稚園の絵本サークルに入って集まりがあったり、幼稚園の古紙回収を機会に引っ越しに向けて家の中を片づけ始めたり…で、ばたばたと過ぎました。右の写真は、学級委員さんに頼まれて描いた幼稚園の「お楽しみ会」のポスターの下絵です。



相変わらず京子とご近所のしょうちゃんは、朝幼稚園に向かうときから「ようちえんがおわったら、おすなばいきたい!」…で、降園後は毎日しょうちゃんのママとお砂場の日々。…私たち、こんがりしてきました。
金曜日の午後には、しょうちゃん親子も一緒に、ご近所のはるくんちにお招き頂きました。しょうちゃんとはるくんと京子、3人が遊ぶ様子を見ていると、もうなんとなく、小学生や中学生になった時のそれぞれの姿が浮かんでくる感じがします。そう夫に話したら、「そうやで。『三つ子の魂百まで』やで」と。…そうかあ〜…もう「三つ子」やあ〜…と納得。



土曜日の午前中には幼稚園のオリエンテーリングがあり、夜には娘たちの衣替え。小さくなって着られなくなった子ども服や、使わなくなったカバン、靴などは、幼稚園の古紙回収に出すと、海外に送られて役立てられ、幼稚園の収入にもなります。



雨の日曜日には、私だけ新幹線で岐阜に行かせてもらいました。
弟が岐阜の街で、5/9〜24まで開かれている、「よりみち・プロジェクト」というアートイベントに参加しています(HP→http://homepage1.nifty.com/caption/homepage/door.htm)。見に行きたいなあ…と思い、夫に1日娘たちをお願いして、日帰りで1人。春奈が生まれてからは、初めてのこと…。
夕方には帰って来て晩ごはんを作らなければいけないので、朝9時過ぎに家を出て、脇目も振らずに電車と特急と新幹線を乗り継ぎ、岐阜の街を目指しました。岐阜駅の辺りに行ったのも、何年ぶりだろう…?パルコや名鉄百貨店がなくなり、人通りも以前よりずいぶんまばらになったように見える、名鉄岐阜駅の近くに、「pand」という小さな雑貨屋さんがあり、そこが最初に訪れた場所でした(HP→http://www.pand-web.com/menu.html)。



お店を始められて3年ほどになるそうですが、そこに選ばれているひとつひとつのものたちと、それが本当に細やかにディスプレイされている様に、見とれてしまいました。こんなに素敵なお店には、そうそう出会ったことがありません…。岐阜に、こんなお店があったなんて。スタッフのMさん、素晴らしいセンスを持ちながら、本当に控えめな素敵な女性でした。

行った時には、私ひとりだったので、Mさんにお願いして思わず何枚も写真を撮らせて頂きました。



↑ 今回のイベントの展示スペース。「pand」の商品と作品とが、静かに入り混じりながら並べられています。



↑ 京子のお気に入りの絵本も描いている、大槻あかねさんの作品(奥の小さな赤い梯子)。大槻さんらしいな〜。


1人で静かに感嘆しながら店内を見ていると、弟と妹がやってきて、合流。


3人で、次の会場「CAFE COCON」に移動して、ランチ。

妹と私はその香りに負けてカレーセット(キーマカレー風の挽き肉がみっちりしたカレーの上に温泉卵、そしてたっぷりのサラダ)、弟はスープセット(肉団子とカリフラワーとひよこ豆のクリームスープに、雑穀ごはん、ローストビーフや茄子のマリネ、サラダ)。
陶芸家でもあるオーナー(これまた素敵な雰囲気を醸し出している女性でした)が、1人で切りもりする小さなお店…お料理の味にも確かな人柄が感じられ、手づくりのケーキの美味しさにも、私は感嘆しどおし…。

↑ ドライフルーツがびっしりのっているタルト、洋梨のタルト、バナナの入ったガトーショコラ…(全部で3種類のケーキを妹が3つともオーダーしたので「食べれるん!?」と驚きましたが、2人であっという間に食べてしまいました。もっと食べたかった…)。
金公園の緑を臨むガラス張りのお店…またぜひ行きたいです。



きょうだい3人で会うのっていつ以来だろう…?
…というか、3人でこんなふうにランチを食べたのなんて、初めてちゃうん?3人が感慨にふけりながら、いい感じで話しつつ美味しいランチを味わっていると、両親も登場。父と母がお店に来た時には、店内は私たちだけだったので、家族でお店を貸し切りみたいな感じになりました(オーナーも笑っていました)。
私の結婚以来、私たち家族が5人だけでこんなふうに会うことはなかったので、思わぬ場所で、いい時間を過ごしました。父と母も、きっと嬉しかっただろうな。5人の家族写真を撮ってもらいたいくらいでしたが、ほかのお客さんがたくさん入ってきたので断念…。だけど、一瞬だったけどいいひとときだった。
妹は、「せっかくきょうだい3人水要らずなのに〜…!」って言ってたけど(笑)。



ランチの後、お店で両親と別れ、3人で弟の展示会場へ。

金神社のそばにある、こじんまりとした神社。でも、境内の緑は驚くほど豊かで深く、拝殿の奥には大きな楠があります。弟は、ここに小さな仕掛けをいくつか施していました。



最後は、元ラムネ工場の2階をリノベーションした「GALLERY CAPTION」。「pand」がセレクトしたアート作品や商品を、独自のセンスで展示してあり、その細やかな世界に魅入りました。ディスプレイも、ひとつの表現なんだなあ…と感じさせられた出会い。



「岐阜駅周辺から玉宮町界隈をめぐる"まち歩き"をベース」にしている、このアートプロジェクト…私も、久しぶりに訪れた岐阜の街で、新しい場所とものと人とが、ゆるやかにつながっていったような時間でした。
お近くにお住まいの方、ぜひ足をお運びください(会期は今週末までです)。
(詳しくは→http://homepage1.nifty.com/caption/homepage/door.htm



そして私は弟と妹に車で岐阜羽島駅まで送ってもらい、また脇目もふらずに(マスクして)新幹線・特急・快速急行を乗り継ぎ、奈良へ。
我が家のドアを開けると、「おかえりー!」とニコニコ顔の京子と、「ターター♡(お母さん)」とこれまたニコニコの春奈に迎えられ、幸せを感じました。娘たち、最高です。夫に感謝の、貴重な1日でした。