100日通った

来週の月曜日は、いよいよ京子の幼稚園の入園式。
それで、今日は昨年5月から約1年お世話になってきた保育園との、しばらくのお別れの日だった。


京子の通っていた保育園はチケット制があり、私はいつも10枚綴りの6時間チケットを使っていた。今朝、いつものように京子の連絡帳を書きながら、「京子は何日通ったのかなあ…」と数えてみたら、今日でちょうど100日目だった(10枚綴りのチケットを10回買って、今日が最後の1枚だった)。


京子を迎えに行く時間が近づいてくる…保育園とのお別れの時間が近づいてくる…本当に久しぶりに、春の、切ないような気持ちを味わった。最後に先生たちに渡そうと思って、何日か前にお菓子を用意していたのだけれど、花を育てるのが好きな園長先生に…そして子どもたちが過ごす部屋に…と、迎えに行く前に花を買いに行った。ピンクのガーベラ2本とグリーンの小さな花束。京子は、嬉しそうに園長先生に渡しに走っていた。


お礼を言いながら、お世話になった先生や、園長先生と話していたら、先生も私も涙だった。京子がここに通い始めた頃には、ふにゃふにゃの小さな新生児だった春奈が、いつの間にか1人で保育園の部屋の中に入っていって遊んでいる。ああ、こういう1年だったんだなあと思う。
京子は先生の手にしっかりタッチして、ニコニコ顔。先生たちは、「またいつでも来てね」と言ってくださった。夏休みにはまたお世話になるかも…そして春奈も…。
まるでもう1つのおうちのような、温かい、いい保育園だった。いつ行っても、先生たちのあったかい笑顔があって、どれだけ助けられたか…。0歳児から5、6歳児までが、1つの部屋でみんな一緒に過ごす小さな保育園だけれど、京子は送っていくといつも、春奈に向かって誇らしげに「はるちゃん、ちょうちゃんのほいくえん、おっきいで!」と言っていた。京子も私も、ここが大好きだったなあ。保育園、先生、お友達…ありがとう。


保育園とのお別れ、そして来週からは幼稚園…京子も私も、また新しい生活の始まりだなあ…そうしみじみ思った夕方だった。



家に着くと、京子が「おそとでちょっとあそびたい」と言う。桜が夕陽に光って、思わず歩き出したくなる夕暮れ。

マンション前の道沿いに咲く桜が見事…。道に向かって、ひらひら散り始めている。



今年は、桜の見頃にお天気に恵まれて、本当に桜いっぱいの1週間だった。いい季節を過ごせたなあ…と思う。
京子が保育園に行った水曜日にも、春奈とお花見をした。

月曜日にmocaさんと行った川沿いの桜が見たくて、また散歩に行った。


枝いっぱいに咲く桜を見ていると、ああ春のこのひとときのために、桜は1年を過ごしてきているんだな…と思う。



今週末までは、きれいに見られるかな…明日は夫も一緒にお花見したいな。



切なさは笑顔に…またきっぱり新しく歩きだします。