お正月

tamago-ayako2009-01-04

無事に奈良に戻ってきました。
高速道路も空いていて、行きも帰りもスムーズに移動できたことに、本当にホッとしています。


このお正月を少し振り返ると…
昨日は、小学校卒業以来の初めての、小学校の同窓会に出席してきた。長良川のそばのホテルにて。小学校を卒業して、この3月でちょうど20年。地元の同級生たちが企画してくれたことに、本当に感謝。
2クラスで80人余りの学年だったんだけれど、当日は60人近くが集まっていたと思う。先生もお2人とも来てくださった。みんな本当に嬉しそうで、食べるのも忘れて話して話して話して…。みんなが話す声で自分の声が聴こえないくらい賑やかだった。あんなに時間の経つのが早くて、食べることも忘れていた同窓会って初めてだ(後で幹事さんと電話で話したら、彼は一口も料理を食べられんかったと言っていた)。
私たちの地元は、生まれた時からずっとここに住んでいる人がほとんどで、特に小学校の同級生は保育園から一緒の子も多い。保育園、小学校、中学校と、小さな頃から12年間も一緒に育ってきて、それぞれの時代のみんなの色んなことを知っている(高校まで一緒の子も何人もいる)。
私は中学校卒業以来に会う友達も多かった。連絡は取れなくなっていたけれど、会いたい人がいっぱいいた。再会とともに、普段忘れていた数々の懐かしすぎる思い出が、あとからあとから湧いてきて、話が尽きなかった。
素敵に年を重ねているな〜…頑張ってるなあ…って、そういうことがにじみ出ている友達と再会できたことを、本当に幸せに思った。
先生とは、今も年賀状のやりとりを続けているのだけれど、直接お会いできたのは18年ぶりで、話していたら涙が出てきてしまった。そんな私を見て、同級生たちが、「何泣いとんの〜」って笑って…温かかった。
あの頃、先生は毎日、教室で私たちに自身の戦争の体験を語られ(岐阜空襲の時、焼夷弾が落ちる中を妹の手を引いて逃げたことや、戦後の食糧難のこと…)、食べるものの大切さ、生活するということの基本、人を敬うということを、ご自身の生き方そのものを通して教えてくださった。今の教育現場には、もういなくなってしまった先生。私が最も恩師と呼べる先生。
幹事さんたちに、本当に感謝…また再会できる時には、私もいい年輪を重ねていたいなあと思う。いっぱい力をもらいました。ありがとう。


それから…
1日は、実家の近所にあるジャスコのスタバで高校の同級生、Reefくんと再会。高校卒業以来。いつもmixiやブログを通じてやりとりをしてきたのだけれど、素敵なパパになっている姿に、心があたたまりました。
2日は、夫と京子と春奈と一緒に、弟と妹が同居している家へ。ここは、亡くなった祖母が住んでいた、母の実家。家に行く前に、お墓参りもしてきた。

↑ 弟が活けた玄関の花。

↑ 京子は珍しい家の雰囲気に、終始大はしゃぎだった。


↑ 弟と。

↑ 家の前の坂道を上ると、すぐ木曽川。弟と京子。
3日、京子と初詣に(風邪気味の春奈は夫と留守番…)。いつも初詣に行くお寺の本堂にお参りした後、京子が「あっ、おじぞうさんが、あかちゃんだっこしてる」と言う。見ると、本堂の隣の大仏殿の前に、「子宝観音」という観音様が立っていて、確かにその手に赤ちゃんを抱いていた。そして、大仏殿の前に「安産・育児の大腹籠大仏」という立て札があることに、今回初めて気がついた。

↑ 真ん中の大仏様(阿弥陀如来)の中に行基作と伝えられる胎内仏があり、安産育児の守護仏として信仰されているそうです。知らなかった…。今年もここにお参りしたいなあと思ったことや、京子が赤ちゃんを抱っこした観音像に気づいたことなど…ご縁を感じました。「今年も京子と春奈を一生懸命に育てられますように…」と、母はお祈りしてきました。

そのあと、お寺の近所にある、中学高校の友人mayuちゃんのご実家へ。mayuちゃんのお父さんは小児科の先生で、帰省のたびに娘たちがお世話になっている。mayuちゃん一家にもおじさんおばさんにも会えて、嬉しいひとときでした。




心ゆくまでじいちゃんばあちゃんちを楽しんだ京子。上の写真は、朝ごはんに「サンドイッチがたべたい」と言って、ばあちゃんが作ってくれたサンドイッチを前にご満悦の様子。弟と妹にもいっぱい遊んでもらい、やっぱり子どもと関わる人が多いっていいなあ…と改めて思った(親のところへはちっとも来ないので、楽でした)。
母…、5日間も私たちの朝昼晩のご飯を本当にありがとう…。やっぱり母は凄い。どうしてあんなふうにできるのか…私はなかなかあんなふうにはなれない…できない…。改めて感謝し、母のすごさに感心することばかりだった、今年のお正月だった。まだまだお世話になるばかりの自分たち…。

奈良の家に戻ってきて、今夜、本当は大晦日に食べるつもりで用意していた蕎麦をようやく食べ、やっと自分たちで年を越したという気分になった。(↑ラーメンみたいに見えるけど、にしんそば。)
さて、明日からまた始まる今年。頑張るぞ。牛のように、一歩一歩、確かに歩みを進めていける年にできたらな。