幸せとは

tamago-ayako2008-12-16

先日の日曜日、私たち夫婦がこの1年楽しみに観てきた大河ドラマ篤姫」が、ついに最終回を迎えてしまった。
基本的にテレビをつけないので、私が連続ドラマを観たのって「チャングム」以来である(でも、「チャングム」は途中から見始めたし見逃した回も多かったから、1回も逃さずにリアルタイムで観たのって、今までの人生で記憶にないかも…)。何年か前から宮崎あおいちゃんが好きな私が、「あおいちゃんが主演するなら!」とはりきって第1回から観始めたのを、夫は最初、横で「ふーーーーん…」という感じで見ていたんだけれど、気づいたら私よりも夫の方が熱が上がっていた。我が家は衛星放送が見られないので、日曜夜8時にテレビの前にスタンバイすることに懸ける夫の熱意は、週を重ねるごとに凄くなっていった。
我が家の場合、夜8時から集中して「篤姫」を観るために、夕方から順次娘たちをお風呂に入れ、7時には夕飯を食べ、途中で席を立ったりしなくてもいいように、娘たちのオムツ替えやらトイレやら薬やら歯磨きを済ませ、なんとなく部屋もできるだけきれいに片づけておく。今年、日曜日の夕方には毎週、私と夫の暗黙の(?)連係プレーがあった。特に夫は、他の曜日にはまず見られないテキパキとした動きで、部屋と娘たちを片づけていた。


私も、春奈を出産直後の産院の部屋でも観たし、ほとんど毎回春奈に授乳しながら観たし、春奈がRSウイルスで入院した時も点滴しながら酸素テントの中で眠る春奈の横で音を小さくして観たし…思い出深い。


こんなにも気合いの入った今年だったので、来年は何を楽しみに1週間を過ごそう…と、私も夫もちょっと淋しさを感じている今週…。



最終回も、心に残る天璋院篤姫)の台詞があった。
「人の幸せとは、地位や名誉、財産ではなく、気の置けぬ友や家族と共に過ごす、穏やかな日々の中にこそある」。


…今までにもどこかで聞いたり、感じたりしたような、当たり前のことを言っているようで、だけど本当にきれいに大切なことを言い当てている、と思った。「人の幸せとは…気の置けぬ友や家族と共に過ごす、穏やかな日々の中にこそある」…昨日も今日も、心の中で何度も繰り返してしまう。



これからも心の中に置いて、ときどき繰り返して思いたい、いい言葉。