少しずつ

tamago-ayako2008-05-12

昨日、午前中に出かけた夫と京子が昼過ぎに帰ってくると、京子の手には途中の花屋さんで買ったらしいカーネーションが。夫に促されながら、「おかあしゃん、あーとう(ありがとう)!」と言って渡してくれ、ちょっと照れた顔をしていた。私が京子に「京ちゃんありがとうー!お母さん嬉しいなあ」と言うと、「どういたちまちて!!」。夫は、イチゴののったホールケーキを買ってきてくれた。


4人生活がスタートして、もうすぐ1か月。なかなか「これ!」というリズムが掴めないまま、どんな過ごし方がいいんだろうと、試行錯誤しながらの毎日だ。とにかく必死に動いているうちに、1日が、そして1週間が過ぎていっているという感じ…。私にできる範囲で京子の要求に応じながら、あれやこれやと試してみているので、毎日過ごし方のパターンが違う。だけど、少しずつ、午前中の家事が意外に早く片付くようになってきたり、2人の昼寝の時間が決まってきたり、春奈が夜9時に寝て朝6時か7時頃に起きるようになってきたりしている(3時頃に1回授乳)。リズムやペースっていうのは、急にきれいにまとまってくるものではなく、徐々に徐々に、なんとなく形になっていくものなのかな…。
今日も朝から、春奈の授乳と京子の朝ごはんの世話をしながら、洗濯2回と掃除機をかけて、11時には手が空いた。そろそろお昼ごはんの準備でもしようかなと思っていたら、京子が「おでかけしたい!」と玄関にスタンバって動かない。一応、「京ちゃん、ごはん食べる?それとも、お散歩行く?」と聞いてみると、ニッコリ笑って「おさんぽいく!」。
それで、春奈をスリングで抱っこして京子と手をつないで、近所を散歩した。京子が「こっちいきたい」という方にてくてくと歩いて、近所をぐるっと1周してきたんだけれど、京子がだいぶ長い距離をしっかり歩いてくれるようになったのは、本当に助かると思った。木陰にスズメの姿を見つけて、2人でじーっと様子を見たり、タンポポの綿毛をつんだり、橋の上にしゃがんで川の流れる様子を見たり。特別な場所で特別なことをして遊ばなくても、京子の目線に一緒に立って、いつもの道をじっくり歩くだけでも、充分豊かな時間が持てるのかもしれない…と、今日思った。焦らず、できる範囲のことを、日々京子と一緒に楽しめたらいいのかな。


そんなこんなで毎日ドタバタしているうちに、春奈の体重は5kgを超えた。連休の終わり頃から顔に湿疹が出はじめ、今は青春時代みたいな顔になっている。7日に訪問指導をしてくださった助産師さんには、「乳児湿疹やね」と言われた。京子はまったく湿疹が出なかったから、乳児湿疹対策は初めての経験。お風呂に入れる時、顔を石けんできれいに洗って清潔にすることが大切だそうだ。泡立てたベビーソープを指の先につけて、頬やあごやおでこなどをくるくると洗い、お湯で濡らしたガーゼで、石けんが残らないようにきれいに拭き取る。
右目の目やにも、軽くなったりまたひどくなったり、なかなかとまらないので、明日ついに眼科に連れて行ってみようかと思っている(京子は保育園へ遊びに行ってもらおう)。
機嫌のいい時に話しかけると笑ったり、「アウー、アウー」と喃語らしきものも話すようになってきた。目がだいぶ見えてきているようなので、きれいな色の絵本もそろそろ見せてみようかな。京子が絵本を楽しみはじめたのも、2か月頃だった。意味がわからなくても、絵本の色を目で追ったり、言葉のリズムを感じたりしていたみたい。何より、京子と一緒に絵本を開くひとときは、私たちが落ち着いて京子と向き合える時間で、それが一番意味のあることだったように思う。
春奈への最初の絵本にも、京子の時と同じように、

おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本)

おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本)

などを読んであげようと思っています。