大冒険

tamago-ayako2008-04-28

今日は昼ごはんを食べてから、京子と春奈を連れて市役所へ。春奈の予防接種や乳幼児健診の手続きに行った。車に2人を乗せて行き、市役所に着いたら、春奈はスリング、京子とは手をつないで。京子はだいぶしっかり歩いてくれるようになったし、階段の上り下りも頼もしくなった。
私は京子の妊娠中から市のママ講座にせっせと通い、京子が生まれてからは育児講座や育児相談にことごとく皆勤で参加している(抽選の時も何度かあったんだけれど、外れたことがない)。おかげで、私たち母娘は健康課の保健師さんたちとすっかり顔なじみになっていて、窓口に行くと、「京子ちゃん〜!」「無事産まれたんですねー!」「京子ちゃん、お姉ちゃんになったねえ」と、顔なじみの保健師さんたちが立って来て喜んでくれた。京子もにこにこと嬉しそうだった。
春奈は車でもスリングの中でもずっとすやすや寝ていて、京子も帰りの車の中で寝てしまった。マンションに着くと、爆睡している2人を1人ずつ抱えて家の中へ運びこむ。…2人の昼寝中、私もしばしの休憩。


昼寝から起きると、京子は「でんしゃのりたい。でんしゃのりにいく!」と、帽子をかぶって玄関で長靴を履き(今日は晴れていたけど京子の希望で長靴…)、また出かける気満々だ。2人を連れて電車に乗るのはまだ大変だと思ったので、京子に「電車は、明日お父さんと乗ろ。今日はバス乗ろか。京ちゃん、バス乗ってみたい?」と聞くと、うんうんとうなづいて納得し、「バスのりたい」と言う。やれやれとホッとして、バスで駅前まで行くことにした。バス停はマンションの目の前にあるんだけれど、駅前までは歩いて行ける距離なので、私は普段バスをほとんど使わない。1年くらい前、雨の日に京子をおんぶしてバスに乗ったことはあったけれど、京子が自分の足でバスに乗るのは初めての体験だ。ドキドキ。少し待っているとバスがやってきた。
バスのステップは段差が高いので、春奈をスリングで抱っこした上で京子をエイヤッと抱えて乗りこんだ。ちょっと汗をかいたけど、運賃の支払いはPiTaPaでピッ。2人を連れて小銭をじゃらじゃら両替するのは大変なので、今日は本当に、PiTaPaカード(関西圏の私鉄やバスで使えるICカード)を作っておいてよかったと思った。京子は空いている座席にスタスタと歩いていってよじのぼり、おとなしく座って目をまんまるくしていた。初めてのバス、京子の目にはどんなふうに映っていたんだろう。すぐ駅に着く。


バスを降りて駅前の商店街へ。鶏肉屋さんで卵を買い、2月にひ孫が生まれたと嬉しそうに話すお店のおじちゃんおばちゃんと、しばしおしゃべり。八百屋さんでは、顔なじみのお店のおばちゃんたちがみんな寄ってきて、「いやあ〜、産まれたん!」「お姉ちゃんになったなあ!」と喜んでくれた。京子はここでもニコニコと得意そうな顔。
いつも私が行っている美容室をのぞいて、京子の髪が伸びているのが気になっていたので切ってもらえないかとお願いしてみると、馴染みの美容師さんが、「いいですよ。よかったら今切りますよー」。…で、京子の前髪をカットしてもらった。520円。京子は最初ちょっと泣いたけど、美容師さんが上手に京子を安心させて切ってくれたので、途中からは涙もとまり、帰る時にはニコニコ顔でみんなに手をふっていた。
そして京子が「おやつたべたい」と言うので、商店街の外れのカフェに入り、京子はチーズケーキを食べ、私は冷たいキャラメル・マキアートをのんだ。ここでも馴染みのオーナーが春奈を見て喜んでくれた。京子もニコニコと愛想よくオーナーに手をふっていた。商店街ではほかにも、同じ育児サークルのママさんや、京子の妊娠中に通っていた洋裁教室で一緒だったおばちゃんにもばったり会えて、嬉しかった。



そしてまた駅からバスに乗って帰ってきました〜。
今まで、駅前に出かける時にはベビーカーか抱っこだった京子が、今日は全部の距離を1人で歩いた!!ここに夫が一緒だともう、すぐに「だっこちて〜」で、ほとんど自分の足では歩く気ナシの京子なんだけれど、私が春奈を抱っこして出かける時には、一度も「だっこ」って言わない。それどころか、出かける前には「おかあしゃん、はるなちゃんのこと、だっこしてって!」と言って、スリングを持ってきたりするし、私の横を、まったく甘えることなく自分の足でトットトットコ歩いている。お父さんに「だっこちて!!」って甘えまくる時の京子とはまったく別人…。「アンタ、ちゃんと歩けるやんか〜!」と思わずツッコミを入れたくなるが、京子なりに、私が春奈を抱っこしていることを理解して、頑張っているのかな…。
駅前まで行っただけのことなんだけれど、私たち3人にとってはものすごい大冒険。会った人たちが、みんなあったかい笑顔で喜んでくれたことも嬉しかった。ドキドキしたし汗もかいたけど、なんだかキラキラしていた午後だった。