手術の日、決定

tamago-ayako2008-03-04

昨日は36週目の妊婦検診に行って、手術&出産の日が決まった。38週に入る3月17日(月)、大安〜♪ 2週間後だ。「それまでに陣痛や破水が起こると、緊急帝王切開になりますから、無理しないように過ごしてください」と看護師さんに言われた。

京子の時に逆子で帝王切開をしたため、今回も帝王切開でお願いするということで、自分も納得しているのだけれど、一応疑問に思っていたことは聞いておこうと思って、昨日先生に質問した。「前回帝王切開で、普通分娩をした場合、どういうことが起こりうる可能性があるんですか?」と(自分でも一通り調べてはいたが)。先生は丁寧に説明してくださった。


医学的には、前回帝王切開したからといって、2回目に普通分娩が絶対できない、というわけではない、と先生は言われた。ただ、子宮が破裂する危険性というのが、切っていない人に比べて高まるのだそうだ。破裂と言っても、ボンと破裂するわけではなく、お産が進むにつれて子宮の縫ってある部分が裂けるような感じになり、本来なら産道に出ていこうとする赤ちゃんが、裂け目からお母さんのお腹の中に出ていってしまう。そうなると、お腹の中は酸素がない状態なので、赤ちゃんは呼吸ができない、お母さんのお腹の中では大出血が起こる。そういう状態になってしまってからお腹を切っても手遅れで、母子ともに命がない状態になる…。子宮の縫い目がどういう状態かは、お腹を開いてみないとわからないので、そういう危険性があるということを分かっていながら、敢えて普通分娩を勧めるということはしていない、一番安全な方法をとって帝王切開でお願いしています、ということだった。

京子のために、夫のために、そして生まれてくる赤ちゃん、自分のために、やっぱり帝王切開で迷いはない、と思った。



昨日は、血液検査とNSTノンストレステスト…30〜40分ほどお腹にモニターを付け、胎児心拍・胎動・子宮収縮を検査し、赤ちゃんの状態を調べる)と手術時に使う抗生剤のテストをした。昨日採血をしてくれた看護師さんはとても上手で、3本採ったんだけれど、まったく痛くなかった。貧血もなんとかクリア。尿もきれいで、むくみもなし、体重もOK。そして、赤ちゃんは2600gほどに成長し、手のひらを顔の前で開いたり閉じたりしているのが見えた。「出産する頃には、2800〜2900gほどになっていて、ちょうどいい大きさです」と先生。
最近は、横になった時などに、お腹の形がモコッと変わるほど動いたりする。そんな時、「ああ、もうそろそろ外に出たいんだな…」と思う。大きく成長して、しっかりした赤ちゃんの姿になってきているんだな…と感じる。



1週間後にまた検診に行って、その次はもう手術の日。昨日は、手術の説明も一通り受けたけれど、京子の時とまったく同じで、不安が何もない。同じ場所、同じ手術室、同じ時間帯、同じ音楽(手術室にもオルゴールの音楽が流れている)、同じ先生、同じ助産師さんに看護師さん。そう、ここの産院は、診察室の看護師さんたちも受付のスタッフの人たちも、2年前と変わっていなくて、それもなんだかとても安心だ(ちなみに、受付には私の高校の同級生も2人いて、それも2年前と同じ)。
安心な中で、出産の日を迎えられることに、またしみじみと感謝を感じた昨日だった。



昨日は、桃の節句。京子は大阪で、ちらし寿司を食べさせてもらい、夫が大きなひなまつりケーキを買って帰ったらしい。そして、昨日は夫と私がつき合うようになって、ちょうど10年という記念日だった。10年前の今頃は、10年後にまさか自分たちに2人目の子どもが生まれようとしているだなんて、想像のカケラもしていなかった。いろんなことを、2人でひとつひとつ乗り越えてきた10年だったなあ…と思う(周りの人たちの助けを借りながら)。これからまた10年後、私たちはどんな生き方をしているのだろうか。



今日の写真は、実家の庭に咲き出たクロッカス。昨日、産院から帰ってきた時に撮った。ちょうど2年前、京子が生まれる前の日記にも、このクロッカスの写真を載せたなあ…と思い出す。