節分と鼻風邪

tamago-ayako2008-02-04

節分の昨日は、この辺りでも雪が積もった。
一昨日、私が鼻風邪をひいてしまったのが、京子にもうつって、昨日から2人でおそろいの鼻風邪…。2人揃って鼻水をズルズル。昨日1日でティッシュ1箱を使いきってしまった…。2人とも鼻水だけで熱も咳もないので、今日は家でおとなしく様子をみることに。
だけど、1年前と全然違うのは、京子が鼻水を拭くのを嫌がらなくなったこと。鼻水が出ると、「はなみじゅ、でた!ふいて!」と言って走ってくるし(時々、鼻水のことを「はなくしょ、でた!」)、私がティッシュを京子の鼻に当てて「フーンってして」と言うと、ちゃんと「フーン!」とできる。鼻水を拭かれるのが嫌で、ギャーギャー泣いていた1年前とは大違いだ。楽になったなあ…と思う。
昨日の夕食は、我が家でも恵方巻を食べた。今年は巻き寿司を手作りしてみようかなと思っていたんだけれど、風邪をひいてしまったので中止。スーパーに山積みされた恵方巻を買い、鰯を焼いた。それから、京子の好きな蒲鉾やえのきやわかめを入れた、すまし汁。京子は、「おすし、たべる!さかな、たべる!かばぼこ、たべる!」と大騒ぎで、恵方巻を太めに切ったのを4切れ食べ、鰯も私の分をおすそ分け。鼻風邪でも、食欲は衰えません…。
今日からは、暦の上では春なのね…。



上の写真は、土曜日に夫の実家にて。夫に抱っこされて、昼寝に突入したところ。
京子の寝顔が、たまらなく好きだ。『おやすみなさいコッコさん』という絵本の作者、片山健さんの書いた文章を少し前に読んだのだけれど、そこに、「コッコさんの寝顔から宇宙が見える」という言葉があった。私も、この絵本の最後のページに描かれたコッコさんの寝顔に魅入ってしまったひとりで、「ああ、本当に子どもってこんなふうに寝るなあ…」と、読むたびに感心して見てしまう。顔の横にやわらかく開かれている両方の手のひら、まるで宇宙を揺りかごにしているみたいに、すべてを委ねて安心しきっている顔、ひとすじに閉じられている目。子どもの寝顔を、本当に愛している人の眼がとらえて、描いた姿なのだろうな…と思った。
片山さんは、「…スヤスヤ眠る息子や娘の寝顔は、いくら見ていても見飽きることがなかった。寝顔には生命がやわらかく息づいていて、そのまわりだけ宇宙が濃くなっているように感じられた。…」と書く。そして、「でもこんなに幸せで、まんまるとしかいいようのない眠りを眠れる時間は長い人生の中では本当に短く、短いからこそ大切な時間に違いない。人はいずれ自分から眠りをないがしろにし、或いはいや応なく削られ、望んでも得られなくなってゆく。…」と続けている。
京子が、幸せな眠りを、思いきり幸せに眠れますように…と、いつも思う。

おやすみなさい コッコさん (幼児絵本シリーズ)

おやすみなさい コッコさん (幼児絵本シリーズ)