ぐりとぐらとすみれちゃん
今日の展覧会で、私がちょっと涙ぐんでしまったのは、『ぐりとぐらとすみれちゃん』の原画を見た時。
ぐりとぐらとすみれちゃん (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)
- 作者: なかがわりえこ,やまわきゆりこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2003/10/10
- メディア: 単行本
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絵本の中では、庭の畑で野菜作りを楽しんでいるぐりとぐらのところへ、すみれちゃんが大きなかぼちゃを入れたリュックをしょってやって来る。その大きなかぼちゃを、森の動物たちも一緒に、みんなで楽しくお料理して食べて、空が夕焼けに染まる頃、すみれちゃんはすみれはらっぱへと帰っていく。そして最後に、ぐりとぐらはすみれちゃんがくれた「すみれかぼちゃ」の種を、庭の畑にうめる。…なんというか、涙が出てきてしまった。この絵本は、ただ読んでいたら、涙の出るお話ではないのに。そういう、絵本が生まれたバックグラウンドに触れることができたことも、今日の展覧会で私の心に響いた素敵なことのひとつだった。京子も、かぼちゃが大好物なので、次に京子の本棚に加えたいと思う1冊になった。
心に残る1日になりました。