「ぐりとぐらとなかまたち」展へ!

tamago-ayako2008-01-14

昨日から、2か月ぶりに岐阜の実家に帰省中。今日は、岐阜県美術館で1月11日から始まった、「ぐりとぐらとなかまたち〜山脇百合子絵本原画展〜」に、夫と京子と一緒に行ってきた。(岐阜県美術館のHPより→http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s27213/exhibition/200801/gurigura.html


私は今日、自分が小さな頃に、両親に何度も読んでもらった『ぐりとぐら』の絵本の、本物の原画と初めて出会えたことに、やっぱり感動…。山脇さんのペンの跡、水彩の筆の跡…これが、本物の『ぐりとぐら』なんだなあ…と思った。30年越しの出会い。じっくりじっくり目を近づけて味わった。原画の下には、絵本の同じページが開かれて展示されていて、小さな子どもたちも「この絵本の、同じ絵なんやね」と実感しながら、見ることができる。実際、来館者のほとんどが親子連れで、どの親子も嬉しそうに楽しそうに、それぞれの「ぐりとぐら」の会話をしながら見ている姿や声が、とても心あたたまるものだった。
京子にとっても、初めての美術館、初めての展覧会。京子がどれくらい楽しめるのか、行ってみるまで分からなかった。なんといっても、私がぜひ3人で行きたくて出かけた展覧会だったのだが、毎日のように『ぐりとぐら』の絵本を読み、『ぐりとぐらかるた』で遊んでいる京子は、『ぐりとぐら』の原画を、絵本を読む時と同じように楽しんだ(原画を順番に見ていきながら、絵本の文章を私がいつもと同じように読んでいった)。まだ読んだことがない絵本の原画のところでは、「これっ!これっ!(これはなに?)」と言うので、一緒に絵本を読む時のように話をしながら見た。そして、嬉しそうに会場内を歩きまわり、さかんに指をさして絵を見て、その絵についてしゃべり、大はりきりだった。京子の大好きな『ぐりとぐらかるた』の原画もすべて来ていて、京子のお気に入りの絵札の文章を読んであげると、じーっと原画を眺めて「ど〜こだっ!」と探し、見つけると「あった!」と嬉しそうだった。まだ2歳にもなっていない京子が、こんなふうに展覧会を楽しめるなんてまったく思っていなかったので、今日は本当に驚き、そして京子と一緒に「ぐりとぐら」を楽しめたことが、何よりも心から嬉しかった私だった。


展覧会を見る前に、館内のレストランで、「ぐりとぐらとなかまたち展 特別ランチ」(1,260円)を食べた。

これはなんと子ども向けのランチなのだそうで、メニューの下に「大人の方もご注文できます」と書いてある。ここはやはり、夫も私も京子もこれを注文。ワンプレートに、ほうれん草のオムレツ、かぼちゃのポタージュスープ、ツナとポテトのサラダ、海老と貝柱のマヨネーズグラタン、森のきのことかぼちゃのチーズハンバーグ、そしてパンかライス。(かぼちゃの料理は、『ぐりとぐらとすみれちゃん』という絵本にちなんでいる。)

↑ 京子も「おいしいナン♪」と大喜びで、いっちょまえに食べた。この写真は、ポテトサラダに添えられていたスナップえんどうをポリポリと食べているところ。大人には軽食のような感じになるけれど、どの料理もちゃんと丁寧に作られていて、とてもおいしかった。夫も、「好みの味のものばかり♪」と喜んでいた。
そしてちゃんとデザートもついてます。

↑ 右から、かぼちゃのプリン、いちご、豆乳のアイスクリーム(コーヒー味)、それにコーヒーか紅茶かオレンジジュース。どれもおいしかった〜♪

↑ 京子も1人前にオレンジジュースを飲み、デザートを愉しんだ。アイスクリームが気に入ったようで「おいし♪おいし♪」と言いながらパクパク食べ、いちごは私の分まで食べた。明るい窓際のゆったりした席で、3人でおいしいランチを楽しめた、素敵なひとときだった。
ちなみに、ティータイムには、『ぐりとぐら』に出てくる「黄色いカステラ」がメニューにあるそうです。食べたかった…!