喃語卒業

ふと気づけば、京子は赤ちゃん特有の喃語(「アー」、「ウー」、「マンマ〜」など)をほとんど話さなくなり、口にすることのほとんどが、しっかりした言葉になっていた。


「○○もってきたよ」、「○○できたよ」、「かーしゃん、みて!」、「ぶっつけた」、「だくなった(なくなった)」、「おいしかった」、「○○はいってる」、「いってきまーつ(す)!」、「いただきまーつ!」、「○○、めっちゃ、おいし!」、「じゅんばん、じゅんばん」、「おもちかったねえ〜(面白かったね〜)」、「いっぱい、あとべたねえ〜(遊べたね〜)」…などなど。


1人遊びをしている時には、常に何やらごにょごにょと歌を歌ったり、絵本の一節を口にしたりしている。
最近の京子がよく歌う歌は、「六甲おろし」(…)、「しゃぼん玉」、「北風小僧の寒太郎」、バナナの歌、お弁当箱の歌、糸巻きの歌(←このへん正確なタイトルわかりません…)、「ぐるぐるどっかーん」(NHKの子ども向け番組「いないいないばぁっ!」の)、「スプラッピ スプラッパ」(NHKの「おかあさんといっしょ」の)…などなど。
(そうそう、テレビはずっと見せずにきたんだけど、最近、主に上記の2番組と「クインテット」だけ、時々京子と一緒に観てます。)


先日、京子が1人でずっとごにょごにょと喋っているので、何を言っているんだろう…とよくよく聴いてみたら、「…すーと、こーに、おーきいかげ!あれは、なーに?わー、おばけだー!」…と、繰り返し繰り返し言っていた。
…これは、よく読んでいる絵本『うずらちゃんのかくれんぼ』の中の一場面、「すると むこうに おおきな かげ! 『あれは なに?』 『わあっ、おばけだあ!』 」だった。


うずらちゃんのかくれんぼ (幼児絵本シリーズ)

うずらちゃんのかくれんぼ (幼児絵本シリーズ)


それに気づいた私が、京子と一緒に「すると、むこうに…」と口にすると、京子は嬉しそうに、その場面の続きを「おかあさんだー、よかった、おかあさんだったのかー…」と喋りだした。
京子の中には、本当に産まれたての赤ちゃんだった頃から、私たちが京子に歌ってきたたくさんの歌や、京子にせがまれるままに繰り返し読み聞かせた絵本の言葉や場面が、詰まっているんだなあ、と思う。私たちの全然気づかないうちに…。


この1〜2か月の、京子の言葉の発達は、また目覚ましい…。
今度、2か月ぶりに帰省する予定なのだけれど、実家の両親はびっくりするだろうな〜…!楽しみ楽しみ。