私の誕生日

tamago-ayako2007-11-03

今日は、私の31回目の誕生日だった。

昨夜、日付が変わる頃(そして私がそろそろ寝ようとしていた時)に、「ちょっと待ってな」と、一瞬別室にごそごそと引っ込んだ夫が、「少し早いけど、誕生日おめでとう〜!」と言って、大きな花束をくれた。
その時はまず、その花束の大きさにサプライズし、「いったい我が家のどこに飾ったらいいのー!!」と思ったけど(実際、ウチにそんな大きな花束を生ける花瓶などなく、昨夜は寝る前に急遽、パスタの瓶の中身を移して生けた…)、今朝目を覚ますと、夫の贈ってくれた花がまず目に入り、自分の誕生日がきたんだなあ…と、なんだかとても嬉しくなった。
京子も、起きるなり、「…はな…」とリビングの花を指さし、「…はな、おっきいなー!」。夫の気持ちが溢れているようで、なんだか微笑ましく、そして心から感謝…。


朝食の片付けをしていたら、実家の母から電話がかかってきた。「誕生日やね。31歳やね」。そして、「さっき、お父さんと話しとったんやけどさぁ、10年前っていったら、あんた21歳やん?この10年って、ひとつの節目というか、全然違うというか、変わるねえ、って話しとったの。今年は2児の母やねえ…」。
本当にたくさんの人たちに育ててもらった、10年だったと思う。30代、また実りある日々をつくっていけますように。


11月3日は、晴れの「特異日(気象学的な理由は不明だが、統計的に毎年その日には特定の天気が現われる傾向が強い日のこと)」だそうで、今年もやっぱり晴天。私の記憶にある限り、自分の誕生日に雨が降った記憶は、1度か2度。毎年、まず晴れる。私が生まれた日も、やっぱりとてもいい天気だったそうだ(母は陣痛に苦しみながら、窓の外の青い空をうらめしく?見ていたそうだ…)。
「こんな日は、どっか出かけんともったいない!」と、3人で鹿を見に、奈良公園へ。



前に奈良公園に来たのは、3月末の京子の誕生日。久しぶりの散策だった。
今回の京子は、前回よりも鹿をちゃんと認識するようになっていて、「しか、おっきいなー!」、「しか、とことこー」、「しか、いっぱい!」と、色々しゃべりながら鹿を見ていた。
私の好きな興福寺五重塔も、今日ももちろん見た。やっぱり、何度見てもいい。京子は、「おっきいなー!」、「たかい!」。
途中でベビーカーを降り、参道をかなりの距離、がんばって歩いた。しかし、ふと往来の真ん中に座り込むと、そこで砂利遊び開始…。細かい石を1つずつ拾っては、「ちっちゃい!」とか言いながら、嬉しそうに渡してくる。京子にとっては、この参道は巨大な砂場と同じなんやね…。
その後、ミスドで飲茶とドーナツをもりもり食べ、食べ終わると、「しか、みるの〜」。…「また一緒に見にこようね」と言って、帰宅した。


夕食には、しゃぶしゃぶをして(我が家の今年初鍋!京子は「きぬこ〜、きぬこ〜」と言いながら、しめじばっかり食べていた)、京子が寝た後で、紅茶をいれて、夫とケーキタイム…♪



いい1日でした。


何人かの友人やかつての教え子から、「誕生日おめでとう!」というメールやメッセージを頂き、本当に嬉しかった。もちろん、いつ頂いてもとても嬉しいものだけれど、やっぱりその日に頂くものは格別…なんだかんだ言って、自分にとって、やっぱり「今日」が特別な日だからなんだろうな…。忘れずに憶えていてくれて、こうして送ってくれているんだなあ…と、友達の心に頭が下がるような、感謝の気持ちでいっぱいになった。本当にありがとう。
…私はというと、しばしば友人たちの誕生日に、お祝いを遅れるのだけど…、やっぱり大切なその日に届けられるようにしなければ、と近年思うようになった(反省)。今日は、手帳に日付を書き入れて、ささやかな心がけ…。せめて、頂いた気持ちを少しでも返していけますように。


ささやかなことに、丁寧に、大切に、生きていけたらな…と、あらためて感じた日になった。