戌の日と安産祈願

tamago-ayako2007-10-22

先週の金曜日(19日)は、大安の戌の日だった。
朝、夫と一緒に、実家の母が地元のお寺でご祈祷をしてもらった、さらしの腹帯を巻いた。京子も、腹帯を巻いた私のお腹に抱きついてくれた。
夕食には、ちらし寿司を作った。私の中で、お祝いの晴れの料理といえば、やっぱりちらし寿司。お祭りの日やお祝い事に、お赤飯と並んで、母がよく作っていたからだろう。細かく切った人参、干瓢、干し椎茸、鶏のささみ、しらす干しを煮て、すし飯と混ぜ合わせ、錦糸卵と海苔をのせる(絹さや、桜でんぶなどものせるけど、今回は買い忘れたので省略…)。材料のひとつひとつは、本当にささやかなものなのに、ちらし寿司を作ると晴れやかな気持ちになるのが、不思議だ。
終盤、お腹をすかせた京子が、「パンたべるー、パンたべるー」と騒ぎ出したので、焦って作った錦糸卵の半分が、毛糸状の太さになってしまったけど、なんとかできた。
テーブルの上に寿司桶をドンと置き、「お腹の赤ちゃんのための、ちらし寿司やで」とか言いながら、3人で囲んだ。前回ちらし寿司を作ったのは、京子の初節句の時で、その時の京子は全然意味が分かっていなかったけれど、今回は、ちらし寿司の入った寿司桶を見て、「おっきいなー!」と喜び、お寿司も「おいし!」と言って食べてくれた。嬉しいごはんだった。


翌日の土曜日は、朝9時半に3人で近くの神社に行き、安産の祈祷をしてもらった。この日は、持参したコルセット型(腹巻型)の妊婦帯を、祈祷していただいた。
祈祷の間、京子がじっとしているかどうか、少し心配だったのだが、京子は拝殿に上がると、まず藁(?)で編まれた丸い座布団がずらりと並んでいるのを見て目を輝かせ、その後、夫と私が拝殿の正面に並んで座り、夫が京子を膝に抱くと、すぐに立ち上がって、夫の隣に敷かれた丸い座布団にちょこんと座り、「いっしょ!」とニコニコ。太鼓がドンドンと鳴り出すと、怖がるかな…と思いきや、ニコニコと嬉しそうに神主さんの動作の一部始終をじっと見ていた。お祓いや、鈴を鳴らしてもらうのも、嬉しかったみたい。
祝詞を上げてもらっている時、家族が4人になるんだな…と思った。清々しい気持ちになった。3人でお参りできて、良かったと思う。


昨日の夜、頂いたお札やお守り(母が送ってくれたものと、神社で頂いたもの)を整理した。お守りは、小さな巾着に入れて、カバンの中に。無事、戌の日とご祈祷を終えて、またひとつの節目を迎えられたことを、静かに感じた夜だった。
お腹も少しずつ大きくなってきた。腹帯を付け始めたので、温かく、しゃんとする感じ…。