新しい命、そして断乳

先週の日曜日に奈良へ帰る予定だったのだが、まだ岐阜の実家にいる。

まだあまりその実感はないのだけれど、1週間前、新しい命を授かっていることがわかった。まだ超音波では姿も見えないくらい。


それで、少し急になってしまったのだけれど、京子の断乳をした。
妊娠中の授乳については、色々調べたのだけれど、賛否両論あり、結局のところ急いで断乳する必要はないようだった。授乳によって、子宮の収縮を促すホルモンが分泌されるのは事実のようだけれど、それが流産の直接の原因になるという確かな根拠はないようだったし、過去に切迫流産の経験がなかったり、妊娠の経過に問題がなければ、妊娠中であっても授乳を続けることは可能であるようだ。中には、2人目の子を妊娠しながら1人目の子に授乳を続け、産後は2人同時に授乳するという「タンデム授乳」をするお母さんもいるらしい。


でも、私は、京子がしっかりと二足歩行を始めた頃から、そろそろ断乳したいなと機会を窺っていたし、これをひとつの区切りとして、今度はお腹の命のことも考えていきたいなと思い、断乳を決意した。本当は、夏や冬は母子ともに体調を崩しやすいので避けた方がいいようなのだけれど、実家の近所にある桶谷式母乳育児相談をしている助産院で、「妊娠しているということなら、(けじめをつけるために)早めにした方がいいから、今でもいいですよ」と言われた。その助産院で、マッサージと断乳の指導をしてもらい、7月29日に決行。


そして、今日で7日目。
昨日あたりから、京子はようやく精神的にもだいぶ落ち着いてきたようだ。無邪気な京子が戻ってきた。けれど、最初の3日間は想像していたよりも大変だった。痛かったし、切なかった。2日目には、京子を抱っこできないくらいになってしまったから、実家の母には本当に助けられた。


近日中に、今回の断乳の経過について、ここにまとめて書きたいなと思う。今後のためにも。
とりあえず、断乳は成功しつつある。辛かったけれど、今回思いきって断乳してよかったと思う。
断乳後、京子の食欲が物凄くなり(でも、断乳後に欲しがるまま急にたくさん食べさせると、体調を崩してしまうそうなので、消化の良いものを少しずつ)、夜9時に寝ると朝6時頃まで一度も起きなくなった。京子が生まれて1年4か月、毎晩必ず2〜3回(多い時は5〜6回)は京子に起こされて授乳していたから、布団に入ったら朝までずっと寝られる生活は、本当に久しぶりだ。


新しい命、元気に育ってくれるといいな…と、祈っている。