台風の前に

tamago-ayako2007-07-14

今日は台風が着々と本州に近づいてきている最中、加古川からサイクリング仲間の友人一家が遊びに来てくれた。
友人夫婦に会うのは半年ぶり。彼らと私たち夫婦は、4人とも別々の大学の出身だけど、彼らは夫と私の共通の友人。


私が彼ら(夫にも)に初めて出会ったのは、ちょうど10年前の奈良の曽爾高原で、あの時も台風が来ていたなあ…と、懐かしく思い出す。10年前の夏、私は、友人夫婦の奥さんの方と、三重の名張駅に向かう近鉄電車の中で初めて出会い、土砂降りの中を一緒に名張駅から曽爾高原まで自転車で上った。あの雨と濁流は今も忘れられない。全身ずぶ濡れになって到着した曽爾高原の自然の家で、友人夫婦の旦那さんの方に出会った。夫と知り合ったのは、その後だ。
彼らと一緒に三重を走り、夫も一緒に曽爾高原を下りて三重から大阪まで走り、その後1人で北海道から東北を走った。私が初めて心底自転車を楽しんだ夏。10年前には、まさか将来こんなふうに家族ぐるみで会うようになるなんて、想像もしていなかった。
あの夏がなかったら、私は夫と出会っていなかっただろうし、こんなふうに結婚して京子がいる今もなかった。そう思うと、人生を決める出来事っていうのは、まるで小さな灯のようだと思う。その時には、何気ない小さなことのように見えたのに。


お昼ごはんを食べに行って(家族用個室がある「和食さと」)、その後はうちでお茶を飲みながら、久しぶりのおしゃべり。外は台風が連れてきている雨がずっと降り続いていたけれど、あっという間の心地よい半日だった。
友人夫妻の息子のユウキくん(2歳1か月)の成長ぶりにもびっくり。ママの膝にちゃんとおとなしく座り、ごはんを落ち着いて黙々と食べるユウキくんの姿がうらやましかった私と夫だった。
次は、秋くらいに加古川計画かな。数年後にはぜひ、ユウキくんや京子、そして仲間たちも一緒にどこかでキャンプを楽しみたい。そんな日が来ることが楽しみ。
雨の中を来てくれて本当にありがとう。台風が来る前に、無事に帰れてよかった…。