また学びました

tamago-ayako2007-06-17

皆様、ご心配をおかけしました…。コメントに、本当に励まされました。
ブログという形で育児日記を書いて公開することを通して、私は孤独になりすぎず、いろんな人に助けられるんだなあということを、痛感…。この繋がりに、本当に感謝です。


その後の話。
私は、木曜日の反省をうけて、金曜日はもう無理に京子に薬を飲ませることはせず、1日京子とみっちり遊んだ。
思えば、私と京子は毎日ほとんどの時間を一緒に過ごしているわけだけれど、私が本当に心も体も京子の方にしっかり向けて、腰を落ち着けて京子と遊んでいる(向き合っている)時間って、どれくらいあるのだろう…とふと思った。意外に少ないんじゃないか。家事もしなければならないから、「ちょっと待っとって」、「あとでちゃんと読むね」と言うことは、しばしば。京子と遊びながらも、次に自分がすることを考えていたり。京子が満足するまで、じっと京子を見守っていることって、なかなかないんじゃないか…。京子と私がぴったりとくっついている授乳のひとときは、だから貴重なのかもしれない、とも思う。私に構ってもらいたい時、京子が必死の顔で授乳クッションを引きずってくる気持ちも、わかる気がした。
金曜日は天気も良かったし用事もあったので、散歩に2回行って、部屋の中ではいつもよりじっくり腰を落ち着けて京子と遊んだ。京子が持ってくる絵本をたくさん読み、歌を歌ってごろりんごろりんしたり、手遊びをしたり。京子はずっとご機嫌だった。薬は飲ませていなかったけれど、咳も少なくなってきたし、鼻水も止まってきたので、もうこのまま薬なしで様子をみようかなと思っていたところ…夕ごはんの時に、一応、水薬のビンをごはんと一緒にそっとテーブルの端に置くと、「ん!ん!」と手を伸ばして触りたがる。ひょっとして、京子が興味を示しているこの薬ビンから薬を直接スプーンに入れるところを目の前で見せたら飲むかな〜と思い、試しに「京ちゃん、ほら、チュッチュッやで〜」(近所の小児科の薬ビンは栓がスポイドになっている)と言って、薬をスポイドで吸い上げてスプーンに入れて見せると、身を乗り出してスプーンをつかみ、自分で口に入れるやんか〜!!!
…前日のあのバトルと、私の涙は一体何だったのか…。


一方で、そうやなあ、と納得した自分がいた。あの日は1日中雨で外に出られなかった上に、私が薬のスプーンを持って追いかけ回すものだから、嫌がって当たり前…。嫌がっているところを更に追い詰めても、余計に心を閉ざしてしまうだけ。結局は、気持ちの問題なんやなあ…ということが、よくわかった。この頃の京子は、「こうしたい」という気持ちをしっかり持つようになってきているから、その気持ちを、どう向けていくかを考えることが大事なんやなあ…と。
チュッチュ作戦は、その後あっけないほどに順調で、京子の機嫌がよさそうな時に、タイミングを見計らって薬ピンとスプーンと小皿を出してきて、「京ちゃん、チュッチュやで〜」と誘ってみると、遠くにいても大喜びの顔をしてシャカシャカとハイハイしてくる。京子の目の前で、「ほら〜」と薬をスプーンに入れてみせると、京子は待ち切れない様子で、自分でスプーンをつかんで飲む。面白く、楽しくやることって、やっぱり大事…。今回、つくづくそれを学んだ。また京子に学ばせてもらったなあと思う。


今日の写真は、手づかみでうどんを食べる京子。
今回の風邪では、うどんがやたらお気に入りになり(少し前まで海苔巻きだったのに)、箸で7〜8㎝くらいの長さに切っておいてあげると(余り長すぎると、まだのどに詰まらせてしまう)、うどんの端を口に入れてチュルチュルッと食べる。チュルチュルやるのが面白いみたいだし、食感もあっさりしているのも好きみたい。うどんをあげるのはとても楽。一緒に入れたほうれん草や卵もわりと喜んで手づかみで食べる。私や夫も一緒に食べられる。
それから今回の風邪の間に、もう1つ嬉しかったことは、京子が牛乳を飲むようになったこと。今までは、少し温めたものをストロー付きのマグやコップで飲ませてみようとしたり、ミロを買って混ぜてみたりしたのだけれど、あまり飲まなかった。だいぶ暑くなってきたし、もう色々するのも面倒だなあと思って、ストロー付きのマグに冷たいままの牛乳を入れてあげてみたら、喜んで飲むやんか〜!
京子のストロー付きのマグは2種類あって、1つは最初に買ったコンビのマグ(黄色)、もう1つは後から買ったピジョンのマグマグ(オレンジ色)。食事やおやつの時、オレンジ色のマグマグに麦茶を入れ、黄色のコンビマグには牛乳を入れてテーブルに置いておくと、いっちょまえの顔をして満足げに選んで飲んでいる。
風邪の間、大変なこともあったけど、やっぱり学んだことがあったし、こんなふうに嬉しいこともあった。禍福はあざなえる縄の如し、だなあ。


京子が熱を出してから1週間。やっぱり風邪を引くと1週間。ようやく治りました。