GW

tamago-ayako2007-05-05

GW後半、我が家は近場でのんびりしています。
右の写真は、ようやく風邪から全快し、大好きなレーズンパンを食べてゴキゲンの京子です(最近は、自分で食べたがるので、少しずつ、自分の手に持って食べたり、スプーンですくって食べたりする練習をしている)。



2日。夫が休みをとってくれたので、京子のお昼寝後に、3人でお出かけ。初めて車で駅前から生駒山に上ってみた(ケーブルカーでなら何度かあるんだけれど、車は初めて。あっけないくらい楽だった…。なぜ今まで行かなかったんだろう…)。
いつも歩いている駅前から、車で少し山に上るだけで、あっという間に絶景!奈良市内までスカッと眼下に見渡せて、爽快だった。本当にスゴイ眺め。なのに人が誰もいない。山の上のお寺にお参りし、ドライブウェイの新緑を少し楽しんで、帰ってきた。



3日。また京子のお昼寝後、3人で電車に乗り、生駒山のトンネルを抜けて一駅、石切神社へ。石切神社にまだ行ったことのない私のリクエストである(夫は地元なので、幼い頃から親しみのある神社のようだ)。行きは近鉄奈良線石切駅から参道商店街を下って神社まで歩いた。占い横丁のような通りに驚いた(しかもどの占い屋も繁盛しているようだった)。まったくざっくばらんな八百屋、食堂、乾物屋、ひろうす屋、薬屋…ここはアジアなんだなあと思った。
そして辿り着いた石切神社。参拝客が次々と本殿に参り、そして帰ってくる…と、よく見ると、大勢の人が列をなしてお百度参りをしているのだ。20〜30人ほどはいただろうか、年配の人もいれば、中年の人も、子どももいる(本当に老若男女)。みんな手に細いこよりの束のようなものを持ち、それを折って回数を数えながら、本殿前の二つのお百度石の間をぐるぐると往復している。黙々と何かを願いながらお参りしている様子の人もいれば、子どもは大人の後に従って、「ねー、あと何回〜?!」とか言って、楽しんでいる様子。
「ここはお百度参りをする神社なんや〜!」とびっくりして夫に言うと、「そうやで」。私は、お百度参りをしている人を実際に見たのは初めてだったし、しかもこんなに大勢の人が…と驚いた。信仰の厚い神社なのだ。そしてやはり、ここはアジアやなあ…と、なんだか旅をしているような気持ちになった。占い通りも、お百度参りも…、様々な苦しみや悩み、願いが、あるのだろうか。幸い、今の私には、どこか大きな力にすがりたいと思うほどの、悩みや苦しみはない。けれど、生きている限り、どんな苦しみや悲しみがあるか分からないな…と、感じた午後だった。
帰りは、けいはんな線新石切駅まで歩き、また電車に乗ってトンネルを抜けて帰ってきた。山の向こう側は別世界だった。私たちの暮らす町が、いつもより静かに感じられた。

↑いつもと反対側から見た生駒山。さわやかな夕方でした。



4日。またまた京子のお昼寝後、3人で枚方の友人夫妻主催のキャンプにおじゃました。家から車で20分ほどの所にあるキャンプ場に、懐かしい西日本学生サイクリング連盟の先輩方やその家族が集まっていた。友人一家や先輩たちはロッジを借りて1泊するのだけれど、私たちはバーベキューだけ。それでも、久々のキャンプの雰囲気や緑の空気を楽しんだ。私たちが行くと、友人はもうすぐ8か月になる三男を抱きかかえてバーベキューを食べており、荷物の隅には友人の長男次男が座っていて、口のまわりに焼き肉のタレをいっぱい付けて、やはり肉を食べている最中だった。
感心したのは、私たちが着くと、それぞれ予めマジックで名前(一癖ある笑けるニックネーム)の書いてあるコップと紙皿を渡されたこと。ちょっとしたことだけれど、これはバーベキューにおいてはすごく気が効いていることだと思い、さすがやなあと感心してしまった。少なくとも、私が今まで参加したバーベキューにはなかった(そして毎回、「私のコップorお皿どれ〜?」となっていた)。アウトドアに慣れた、友人の旦那様ならではだろうか(旦那様は大学時代はちゃり、高校時代はワンゲル)。この日は、自分のコップとお皿を最後まで見失うことなく、バーベキューを楽しめた。このひと工夫は、ぜひ今後も使わねば!
京子はおんぶキャリーで背中にしょったり、ビニールシートの上で遊ばせたり。友人の長男次男三男以外にも、もうじき8か月になる女の子と2歳の男の子が参加していて、ふれ合ったりもした。一度もぐずらず、京子なりに初めてのアウトドアを楽しんだみたい。



5日。午前中に3人で散歩。新しい散歩道を見つけた。しかも、駅と反対側にあるスーパーに、坂を上らず行ける道!私たちの住む町は坂だらけの山の町なので、坂のないルートは貴重だ。また少し、この町の通になった気持ちになり、満足感。
午後は夫の用事にくっついて、学園前へ。車にベビーカーをのせて行き、京子と私は辺りの散歩を楽しんだ。

↑散歩の途中、見事なツツジの垣根が。ツツジの花の色と緑が鮮やかで、初夏らしくみずみずしかった。京子と一緒にしばらく眺めた。



京子の風邪がやっと治ったところだから、あまり無理したくなくて、このGWは奈良でゆっくりすることにしたのだけれど、意外に近場で初めての体験をいっぱいしているじゃないの…。
奈良に住むようになってもうじき2年になるけれど、身重でなかなか出かけられなかったり、出産育児で精一杯だったりしたから、近場はまだ行っていないところだらけだ。これからようやく少しずつ、京子との外出(または京子なしの外出)を楽しめるようになるなあと、ガイドブックやお出かけ雑誌をめくって夢を広げているこの頃。今日も買い物に出かけたついでに、「梅田・北新地のごはん」の雑誌を買ってしまった。


明日はGW最終日だけれど、雨みたいだし、何しようかな〜。