yu-na mama 来たる!

tamago-ayako2007-04-29

今日は、はるばる富山から、yu-na mamaが、ダンナさんと娘のユウナちゃん(もうすぐ1歳半)と一緒に遊びに来てくれた。yu-na mamaに会うのは、2年ぶり。私の結婚式以来だ。その後、お互いに妊娠出産子育てが重なってなかなか会えなくなり、今日やっと久しぶりの再会がかなったのだ。遠路を車で来てくれたyu-na mama一家に本当に感謝。


yu-na mamaとの出会いは12年前。高校を卒業して、私は岐阜から、彼女は富山から、生まれて初めて親元を離れて京都の大学の寮に入った日。地方から京都に出てきて、不安と希望で心がいっぱいだった18歳の春。同じ寮の2つ隣の部屋で、同じ学科だということで、最初に仲良くなったのが彼女だった。
その日から卒業の日まで、寮や学科での私のことを、一番よく知っているのが、彼女だと思う。多感だった20歳前後の頃、自分の心の奥底に眠る表現しづらい悩みや不安まで話せる友人に出会えたのは、彼女が初めてだったし、それは私にとって今も大切に思う貴重な経験のひとつになった。寮ではしょっちゅうお互いの部屋を行き来して、楽しいことも苦しいことも語り合ったし、教室では隣り合って授業を受け、京都の街にもよく一緒に出かけた。
そんな彼女と2年ぶりの再会、しかもお互いに母親になって初めての再会。10年以上前、京都の街を2人で歩きながら、「いつか、自分たちにそれぞれ子どもが生まれたら…」とか話していた頃のことが、現実になって今目の前にあることが、驚きだった。


京子は、yu-na mamaにもユウナちゃんにもダンナさんにも、すぐなじんだ。今でも、初対面の人(もしくは久しぶりに会う人)の場合、最初の30分くらいは、用心深く相手を観察する京子なのだけれど、特にダンナさんにはすぐに打ちとけた様子で、楽しそうに指人形で遊んでもらったり絵本を読んでもらったりして、親しげにしている様子に、親の方がビックリした。ダンナさんのほんわかとしたあったかい雰囲気が、子どもに好かれるみたいだ。


↑ユウナちゃんと一緒にマリー(ビスケット)を食べる京子。マリーはyu-na mamaがくれたんだけれど、実は京子がマリーを食べるのは、これが初めて。固いビスケットを前歯でバリバリと上手いこと食べる京子の姿に、親2人は驚いてしまった…。よほどおいしかったとみえ、京子はあれよあれよと見ている間にマリーをみるみる食べ進み、あっという間に完食。自分たちだけだったらなかなかしないことも、友達が来てくれるだけで難なく経験できたりする。いろんな人や家族と関わることって、やっぱり大事やなあと思う(こんなマリー1枚のことでも…)。
yu-na mamaと私は、同じ文学部で一緒に学んだせいもあるのだろうか、やはり絵本や物語に対する考え方が合うなあと、今日改めて発見して嬉しくなった。彼女と彼女の子どものために、私が毎年絵本を贈るようになって、10年ほどが経つ。ずっと続けたい約束のひとつ。


次に彼女と会えるのはいつだろうか。富山と奈良に離れ、お互いに家庭と子どもを持つ身になって、なかなか身軽に会うことは難しくなった。そういう意味でも、今日は本当に貴重なひとときだったなあと思う。かけがえのない時間は、こんなふうに何気なく、日常の中にふっと現われるのだなあと思う。ずっと後になってから、やっとそれに気づくことの方が多いのだけれど、今日のことは、今このときから、大事に思いたいなあと感じながら過ごした。
yu-na mama、会いに来てくれて本当にありがとうね。