連日のお花見

tamago-ayako2007-04-09

先週末、私たちが暮らす町の桜も満開になった。右の写真は、先週金曜日に撮ったいつもの散歩道の桜と生駒山
金曜日の午後、同じマンションのmasakoちゃんちへ遊びに行った時、masakoちゃんが「今週末、山麓公園にお弁当持ってお花見に行こうと思っとるんやけど、良かったら一緒に行かへん?」と誘ってくれた。私はもちろん「行く行く〜!!」。夜、帰宅した夫に話すと、「ピクニックやな」。…ピクニック!その言葉を久しぶりに耳にし、なんていい響きなんだろうとわくわくしてきた。土曜日は雨が降ったけれど、約束した日曜日は晴れてくれた。暖かく風もなく桜も満開で、絶好のお花見日和!
私は早朝から慣れない弁当(サンドイッチ3種とチキンロール)を作り、masakoちゃん一家と一緒に11時には山麓公園に到着した(なんせ同じマンションだから、待ち合わせも出発も非常にスムーズだった)。
私たち家族が山麓公園に行くのは初めてだったけれど、若い木ながら桜の数は多く、お花見の人も多すぎず程よく、なかなか気持ちが良かった。そして何といっても手作りのお弁当とシートを持って行って、ピクニックをすることがこんなにも楽しいとは…!お弁当を食べる時、京子が動き回って大変なんじゃないかと心配したけれど、京子はレジャーシートの上でそれほどジタバタすることなく、機嫌良く座って遊び、masakoちゃんが作ってきてくれたおにぎりをむしゃむしゃ食べた。そして、これほどちょうど良い具合に桜が満開の時に、お花見にぴったりのうららかな天気のもと、手作りのお弁当でお花見をしたのは、私も夫も初めてで、「来て良かったなあ」と心から思った。来年もまたmasakoちゃん一家と一緒に来れたらいいなあ(子どもたちがだんだん成長していくのも楽しみだなあ)。
masakoちゃん一家はお弁当を食べ終わると少し早めに帰ったのだけれど、私たちは13時頃まで3人でシートの上でゴロゴロして、満開の桜を見て、ゆっくりしていた。京子も桜を見上げて指さしたり、桜の幹の下の方に生えた桜の花をそっとさわったりしていた。程よく人がいて、心地よくざわざわとしている雰囲気が、京子はほっとするみたいだ。京子も一緒にお花見を楽しめたことが、嬉しかった。

帰りの車の中で京子は昼寝に入り、家に着いてそっと布団に寝かせるとそのまま15時過ぎまでぐっすり。朝からお弁当作りにはりきった私も、隣で毛布にくるまってぐっすり…。


そして今日は、駅の向こうに住むsawaちゃんと愛犬ジジ君(ミニチュアシュナウザー)と一緒に、ケーブルカーに乗って山の上にあるお寺へ。駅前のコンビニでおにぎりとお茶とおやつを買い、お寺の境内で桜を見ながら食べることにした。京子がケーブルカーに乗るのは今日が初めて。
お寺の駅に着くと、そこから境内までの参道は、長い階段が続く。sawaちゃんと私は、ベビーカーと京子とジジ君をかついで階段を上った。山の上のお寺に行くのは、初めてだ(今日の日記、「初めて」が多いな…)。このお寺は古来から修験者の修行の場だったらしく、簡素で素朴だけれど立派な境内で、きれいに掃き清められていて、すがすがしい気持ちになった。草餅を食べられる昔ながらの茶屋もあった。私たちは境内の脇にのびた細い道の先に、桜の綺麗な場所を見つけた。東屋もあって、眼下には奈良盆地が見下ろせた。ジジ君を木に結び付け、京子はベビーカー、私たちは石のベンチに座っておにぎりを食べた(京子はバナナも)。私たちは学生時代、別々の大学のサイクリング部だったのだけれど、彼女と一緒にいるせいか、こうして汗をかいて山を上って、上でお昼を食べる…という感覚に、なんだかチャリ部時代を思い出して、懐かしかった。
私と京子だけだったら、絶対行けなかったと思う。私と京子に常に心を配ってくれて、京子をちゃちゃっと抱っこしてくれたり、ささっとベビーカーを持ってくれたりしたsawaちゃんに感謝。私は、京子を抱っこして階段を上り始めたところで既にへたばりそうだったのに、彼女は「しんどい」とか「大変」とかいう言葉を一言も口にすることなくカケラも見せることなく、常に前向きだった(彼女はいつもそうだ)。首から下げた袋の中に7kgのジジ君を入れながら、途中で京子の抱っこを楽しげに替わってくれたりもした。…と言うか、彼女の心遣い心配りに、私はいつ会っても感心する。そんなに他の人に心を配るのは、大変なのではないかと思いきや、彼女にはそれがごく当たり前で自然なことのようで、いつもさらっとしてくれる。すごい人。私も見習いたいなあと会うたびに思い、自分の行いを振り返っては反省するところ…。

↑今日sawaちゃんと一緒に見た境内脇道の桜。写真を撮る私の背後には、生駒山からの絶景が。
山の上のお寺には、またぜひ夫とも一緒に行きたいなあと思う。今度は、境内でぜひ草餅を食べたい。