一生(升)餅

31日から2日まで、2か月ぶりに岐阜の実家に帰省した。
母が地元の和菓子屋さんに一升餅を注文しておいてくれたので、1日の午後、みんなで京子に背負わせてみることにした。

↑餅を背負う前の京子。調子よく餅を手で叩いているが、このお餅、大人が持ってもかなり重い。はたして京子は大丈夫か…?

↑実家にあった紅白の風呂敷(ちょうど良い具合に子どもの柄だった)に餅を包み、じいちゃんばあちゃん父さんの3人がかりで、京子の背中に結びつけた。

↑なんとか背負った。
京子は何だかよくわからない重いものを背中に結びつけられて、最初は不安そうにベソをかいていた。じいちゃんばあちゃん父さんが「ヨイショ!ヨイショ!」と大喜びで手を叩いてかけ声をかける中(母さんはカメラマン)、助けを求めて涙目になりながらも座敷机をぐるりと伝い歩き。途中、尻餅をついて「ヒー!」と泣いたけれど、頑張った。

↑その後、いちご大福でお茶にした。いちご大福に忍び寄る京子だが、もちろん食べられません…(いちごは大好きですが)。一升餅にはこりごりしたのか、見向きもせず。周りでやいのやいのと京子を応援した全員が、餅を背負ってもいないのになぜだかどっと疲れた。でも、それは心地よい疲れで、とても楽しかった。


久しぶりの岐阜では、京子はほかにも

↑愛犬コタロウと戯れたり…(手だとつかんでしまうので、ばあちゃんが足でナデナデさせてる…コタロウはイヤがっております)、

↑初めて階段を上ったりした。奈良の我が家はマンションなので、部屋の中には階段も段差もない。父(じいちゃん)が「階段のぼらせてみぃ」と言うので、「そんな、危ない!上れるわけないやん!」と思ったのだけれど、京子はハイハイで一気に2階まで上っていった。2度目に挑戦した時には、途中で下からばあちゃんに声をかけられ、振り向いたところで下を見て固まっていたけれど…。知らないうちに、いろんなことができるようになっているんだなあと驚いた。

3日間の短い帰省だったけれど、地元の助産院で断乳について相談もできたし(この話はまた後日)、一升餅でお祝いもしてもらえたし、私が小中学生の頃に入っていた岐阜ジュニア吹奏楽団の演奏を京子と一緒に聴くこともできて(たまたま実家の目の前にあるショッピングモールで、ミニコンサートがあった)、大満足の3日間だった。
そして奈良へ帰ると、出る時にはちらほらと咲き始めだった桜がだいぶ花開いていた。私と京子が初めて見る、この町の桜の季節。今週と来週は、いっぱいお花見をしよう。