春の足音

tamago-ayako2007-02-21

先日の日曜日、大阪の義父母と岐阜の実家の両親が我が家に来てくれて、京子の初節句のお祝いをした。
…と言っても、みんなで京子のおひなさまを見て、お昼を一緒に食べて、うちでお茶を飲んでおしゃべりをして…という、簡単なもの。私は前日に桃のつぼみが沢山ついた枝を買ってきて、おひなさまの隣に飾った。ひなあられも飾った。京子を囲んで、みんなが笑顔で、和やかな午後だった。実家の父が、「こういうのは、当たり前かもしれんけど、ほんとに幸せなことやね」と言った。そのときに私が感じたその言葉の意味は、父が思った意味とは少し違っていたみたいだけれど、私は私の感じ方で、その言葉を噛みしめた。家族が元気で揃って、こうして子どもの成長をお祝いできるということ…。
京子は幸せだなあ…と、よく思う。そして同時に、私も本当に幸せなのだと思う。
日が長くなり、夕方の5時を過ぎても空が明るい。町のあちこちで、桃色に枝垂れた梅を見かける。14日に近畿地方でも春一番が吹き、気づけば季節はすっかり春に向かっている。おひなさまの隣に飾った桃のつぼみは、1日で花を開かせていた。