初詣

先日の土曜の午後、我が家はようやく初詣に行ってきた。うちから車で3分ほどのところにある神社は、生駒山御神体とするこの辺りの氏神様で、ずっと気になっていたのだけれど、お参りしたのは初めてだった。この町に引っ越してきて1年半。やっとご挨拶ができた。京子にとっては、初めての初詣だ。
行ってみると、思っていたよりも立派な神社だったので驚いた。県の天然記念物に指定されているという鎮守の杜がうっそうと生い茂り、山の上の社に向かって、苔むした長い石段がのびている。石の鳥居の前には、まだ立派に門松が飾られていた。10日も過ぎたのに、次々に参拝の人たちが訪れているなあと思ったら、15日のどんとで焼いてもらうしめ縄を持ってきているのだった(私も持って行った)。ベビーカーを持って行ったのだけれどもちろん使うことなく、夫が京子を抱っこして石段を上った。京子は目をきらきらさせ、キャッキャッとはしゃいで喜んでいた。
お賽銭を入れて柏手を打ち、3人でお参りしたあと、おみくじをひいた。私は今年、前厄だの大殺界だのと言われていたので、あまり期待せずにひいたのだけれど、出た番号は1番で、大吉!夫は吉。「こどもみくじ」もあったので京子の分もひいてみたら、吉。なかなか幸先良いではないの…。京子の小さいおみくじを真ん中にして、3人分を並べて結んだ。感謝の心を忘れずに暮らせる日々でありたいと思う。
家族3人揃っての、初めての初詣。私も夫も、なんだかすがすがしい気持ちになった。「いい神社やったなあ」、「3人で初詣できてよかったなあ」と、何度も話し合った。ここに住むかぎり、この氏神様に、私たちは毎年お参りに行くだろう。