変わり目

tamago-ayako2007-01-10

今年に入って、京子ができるようになったこと。
○伝い歩き
○自分で食べる(まだ少しだけど)
○ひとり座り
○自分で絵本をめくる
この10日ほどの間に、京子の生活が、がらりと変わりつつある。離乳食は3回に進めたし、昼寝は1回になりつつある(今までは午前と午後にだいたい1回ずつ、1日2〜3回寝ていた)。
伝い歩きは、5日の午後、近くに住んでいる大学時代の友人が遊びに来てくれたときに、初めてした。私のすぐ隣でちゃぶ台につかまって立っていた京子が、ふと気づくと私から50cmほど離れていた。気づかないうちに、片足ずつちょこちょこと動かしながら、徐々に移動していた。8日、私と夫がお昼にサンドイッチを食べていると、京子がまたちゃぶ台につかまり立ちをしに来た。サンドイッチが触りたくてしかたがないらしい。京子が手をのばしてどんどんサンドイッチに迫り来るので、私と夫もサンドイッチを京子から遠ざけながら、ちゃぶ台の周りをちまちまと移動しつつ食べていたら、結局3人でちゃぶ台をぐるりと1周してしまった。こんなに必死でサンドイッチを追ってきたのに、全く触らせないのはかわいそうな気がして、サンドイッチのパンを少しだけちぎって「食べていいよ」と渡してみた。京子はパンを指でそっとつまみ、ニコーッと笑って口に入れていた。

そんな流れで、そろそろ自分で食べる練習を始めてもいいのかなと思った。枚方の友人が、「最初はあんまりぐちゃぐちゃにならんもんがいいで〜」と言っていたので、とりあえずパンを少しずつあげている(バナナを小さく切ったのは、ツルツルと指からすべって京子がうまくつかめず失敗した)。食器に入れてあげると、嬉しそうにのぞきこんで、指で触って、私を見てニコーッと笑って、そーっとつかんで口に入れる。まだ手の中でつぶしてしまったりするし、少しずつだけれど。昨日、京子用にプラスチックの新しい食器をひとつ、買ってあげた。

ひとり座りができる時期は、母子手帳には「7か月頃」と書いてあるけれど、京子は9か月を過ぎてようやく座れるようになってきた。7か月の頃、ひとり座りをさせようとしてみても、どんどん手を前へ出して、ほふく前進で動きだすほうが先だった。ハイハイとつかまり立ちと伝い歩きまでしてしまって、やっと今である。京子は、四つんばいの体勢からお尻をついて、両手を使って少しずつ上半身を起こして、自分で座るようになった。また、つかまり立ちからそーっと膝を曲げて座る。昨日あたりから、両手をぶんぶん振り回しながらニコニコ笑って座っているようになった。今日は座って拍手することを教えてあげたら、喜んで私のまねをしていた(まだいい音は鳴らない。寝転がって足でパチパチするほうが上手だ…)。ようやく、ひとり座りほぼ完成、と言っていいだろう。ベビーカーにも、身を起こして乗るようになった。

京子が何かひとつできるようになるたびに、私の世界までが新しく広がっていくみたいな、こんな新鮮な気持ちになるなんて、知らなかった。特にこのごろの京子の変化は、乳児から幼児へ向かう成長、という感じだ。私たちの生活も、京子に合わせて少しずつ変わりつつある。なんだか、今までの変化とはまた違ったワクワク感がある。ひとりの「人」と一緒に生活している感じが、さらに強くなってきた。ひとりで食べはじめたり、ひとり座りができるようになったり…京子がひとりで何かをする、ということが増えてきたからかな。京子が座れるようになって、京子と私たちとの目線も変わった。これからも、こういう変化の連続なんだろう。桜の花が咲く頃、京子は歩き出すだろうか。京子との生活の変化は、新しい季節の予感みたいだ。