忘年会と年越し

tamago-ayako2006-12-31

私の忘年会は、今年はひとつだけ。30日の午後に、10年来続く自転車仲間たちと、枚方の友人宅で集まった。大学時代に出会った西日本学生サイクリング連盟(略して西サ連)の友人たちとは、この10年毎年欠かさず(昨年は私は妊婦だった上に風邪をひいてしまったので欠席したけれど)、年末か年始に大阪は梅田の辺りで集まってきた。このところ、だんだん子持ちのメンバーが増えてきたので、今年は子連れでも参加できるように、枚方の友人宅を会場にさせてもらったのだ。
メールで声をかけたら、今年は大阪・奈良・兵庫・鳥取・石川・東京から、子どもを含めて17人が集まった。夫も、もともとこの自転車仲間。私は夫と京子と一緒に参加した。出身大学は、ほとんどみんなバラバラなのに、不思議に気心の知れた仲間。どうしてこんなに落ち着いてしまうんだろうと、彼らに会うたびいつも思う。みんなで持ち寄った食べものをつまみ、たこ焼きを焼きながらの、のんびりまったりした忘年会だった。京子も、友人宅の広いリビングを思うぞんぶんハイハイし、友人の子どもたちと遊び、いろんな人に会って、充実していたようだった。
私も、この10年の年末年始恒例行事…自転車仲間たちの顔を見ること…を今年も無事に終えて、ほっと落ち着いた。


そして年越し…。夫は29日まで仕事だったし、30日は一家揃って忘年会に出かけたので、新しい年を迎える準備はほとんど31日にやることになった。夫に京子をみていてもらって、私はお正月の食料を買出しに。その後、窓と玄関と水まわりだけささっと掃除して、しめ縄と鏡餅を飾った。夜には、黒豆を浸し、年越しそばを作った。
この家で、家族3人で過ごす初めての大晦日、そして、お正月。この先ずっと、私の人生のある限り、こうして新しい年を迎える準備をして、年越しそばをすするのかな…。そばを食べながらふと、私と夫が年をとっても、今と同じように大晦日の夜を過ごしている姿がどこかにぼうっと見えた。人間の、人生の営みってこういうことなのかなと思う。年を重ねるごとに、私たち家族の形がだんだんできていく、そういうことが素敵だな、そうなるといいな、と思う。変わらない家族の営みを、こうして毎年少しずつつくっていきたい。そうして変わらない営みのあるここが、家族にとってふと帰りたくなる場所であるように。そんなことをほんのり感じた、初めての年越しだった。