虫垂炎の疑い

先日の帰省は、途中から夫も一緒だったのだが(23日に電車で来た)、明日は奈良へ戻るという24日クリスマスイブの夜中に、隣で寝ていた夫が「悪寒がする…」と言いだした。部屋はそんなに寒くなかったのに、「寒い」と言って余っていた毛布を何枚も重ねている。大丈夫かなと心配しつつ寝たのだが、翌朝もまだお腹が痛いと言う。下痢ではなく、おへその辺りがずーーーっと痛いらしい。熱をはかってみたら、37.9度。すぐに実家の近くの病院に連れて行った。診断は「虫垂炎の疑いもありますね」。抗生物質と痛み止めと胃腸薬が出されて、「薬を飲んで様子をみて、年内にもう一度奈良の病院にかかってください」と言われた。
虫垂炎ー?!もし入院、手術ってことになったら、京子を抱えてどうしたらいいのだろう?風邪やらインフルエンザやらノロウイルスやらが流行っているこの季節に、京子を連れてむやみに病院に出入りはできない。かといって、夫を放っておくわけにはいかない(夫は「自分で病院行って、自分で入院して、自分で手術もしてくる!迷惑はかけへん!」と言っていたが)。…というわけで、こういう時には山ひとつ向こう側の東大阪に住んでいる義父母にお世話になることにした。とりあえず、夫の実家に近い病院にかかって、何かあったときには義母がなんとかしてくれることになった。ありがとうございます〜…。
抗生物質と痛み止めで、夫の腹痛は治まり熱も下がったのだけれど、「なんか右の脇腹に違和感があるなあ」と言うので、今朝夫は自分の実家の近くの病院へ行った。腹部エコーであちこち診てもらった結果は…、なんともなかった。よかった〜…。「胃腸炎か何かだったんでしょうけれど、自力か薬かで治ったんでしょう」と。ほんとにホッとした。「しいて言えば、脂肪肝ですね。食生活とか運動不足とか、気をつけてください」と言われたそうだ。フォアグラか…。
もし夫が手術することになったら、私と京子の2人で年越しするのかなあ…と、ちょっと心細くなっていた。毎年、大晦日に格闘技を観たがる夫と紅白が観たい私でチャンネル争いをするのだけれど、百歩譲って格闘技を観てもいい気持ちにすらなっていた。黒豆を煮たり伊達巻や蒲鉾を切ったりして、少しだけおせちを作ろうとか、お正月にはカニ鍋でもしようかとか計画していたのに、それもできないのかなあ…と淋しい気持ちになっていた。やっぱり家族3人がワイワイ一緒にいられることが一番幸せなんだ…と。とにかく、何ともなくて無事家族3人で年越し、お正月を迎えられそうで本当にホッとしている。よかったあ〜…!!!(そしてやっぱりチャンネルは争うだろう)。
夫には、ほんとにほんとに体を大事にして、いつも元気でいてほしい。そして、やっぱり感謝の気持ちを忘れずに暮らしたい、と思った私だった。