つ・い・に

tamago-ayako2006-11-03

やられた〜。
いつかはやられると思っていたけれど、こんなに早くやられるとは思ってなかった…。昨日、私がちょっと目を離した一瞬のスキだった。小さい手をのばしてカリカリやっているな…と思ったら、次の瞬間に見たときには…。最近の京子は動きが速い。病み上がって確実にパワーアップした。それにしてもこんなに低い位置から障子が張ってあったら、そりゃ小さな子にしてみれば「破っていいよ」って言っているようなものだなとは思う。マンションの建具は、赤ちゃんを育てることを想定して選んでいないのか。まだ1箇所だけなので、障子紙を両面から張って補修してみようとか思っているけれど、はいはいをしだしたら自分からドンドン向かっていくだろうし、つかまり立ちをしだしたらつかまるしもっと上まで手が届くし、当分の間はビリビリやられるのに耐えるしかないのだろうか…。ハー…。
思い返せば子どもの頃、実家の障子もビリビリだった。私たちきょうだいがよく穴をあけたから。ダメと叱られてもやりたくなった。障子に穴をあけることに心が躍らなくなったのは、いったいいくつの頃か…。私たちが指でプスリとあけた小さな穴には、母が障子紙を桜の形に切って貼っていた。障子を張り替えるのは毎年末の母の仕事で、私も障子の枠に霧吹きをかけてはがすのをよく手伝った。懐かしい年末の光景。「今度こそ穴あけんといてね」とよく言われた。母が障子を張り替える様子をよく見ていたから、私も張り替えられる。そういう繋がりがなんだかいいなと今になって思う。
そして今日、ついに私は30代に突入した。
昨夜は私の20代最後の夜だったのだが、私は夕食を作っている途中でパン粉が足りないことに気づいて夜のスーパーに車で買いに走ったりと、ドタバタしていた。30歳になるのなんてべつにどうってことない、それどころか自分にとってはなんだかしっくり落ちつく感じがするとずっと思っていたのだけれど、昨日が残すところ1時間になって初めて、「私の20代がこれで終わるんや…」と思った。それは27や29になった時とは違う、なんともいえない切ない別れの感覚だった。夫に、「私の20代が終わってまうっ!!」と突然訴え(夫は「まだ自分は20代♪」と余裕しゃくしゃくの様子だった。残り1ヶ月を切ってるくせに)、最後の1時間は20代にしがみつくような気持ちで過ごした。夫と熱いお茶をすすりながら、この10年を思い返した。
やりたいようにやった、生きたいように生きたかな、と思う。20代には20代の、30代には30代の充実があるのだろう。これからの10年、どう生きるのか。楽しみと、新たな決意と。1日1日を、一言一言を、大事に生きられる自分でありたいと、このごろの自分を省みて、自分を律する今である。<おまけ>
今日の夜、夫が作ってくれたきのこのマリネがとても美味しかったのでレシピを紹介します。日経新聞(10月28日付「NIKKEIプラス1」)の「かんたん美味」という欄に載っていた「マッシュルームのマリネ」を参考に作りました。これがホントに簡単で美味しい!!!私好みの味で、たまらなかった。ワインが飲みたくなりました。めちゃ簡単にできるのに味はなんだかレストランのようなので、ぜひおためしを♪