自分の時間

京子が生まれてもうすぐ2ヶ月。2〜3時間おきに授乳をしている今の時期(夜は5〜7時間寝るようになった)、やはり京子が生まれる前と同じように、本を読んだり音楽を聴いたりメールや手紙を書いたりする時間を気ままにとることは難しい。そのぶん、京子と過ごす時間という楽しみが増えたし、私にとっては洗濯や料理をする時間も楽しみのひとつだが、京子が寝ている時間、家事がひと段落しているわずかなひとときを、今は味わっている感じ。
出産のお祝いをたくさんいただいた。どれもこれもとても嬉しく、大切に使わせていただいている。京子の肌着などはすぐに活用。可愛らしい衣類は夏ごろに着せられるものが多く、夏の京子とのお出かけのときに着せるのを楽しみにしている。先日は頭の形をよくする枕(真ん中がへこんでいる)をいただき、これも早速愛用させていただいている。出産のお祝いだから京子のものがほとんどなのだけれど、友人の1人が「出産祝いで京子ちゃんのものをいただくことが多いだろうから、ママのものを選んだよ」と言って、真っ白な綿のシャツをくれた。「自分の時間も大事にできますように」と。「母乳をあげているから」と少しゆったりとしたサイズ。心がゆるんだ。
京子が起きている昼間は抱っこしてあやしていることが多いので、新聞もなかなかゆっくり読めない。最近ふと、本を読んでいないな…と思った。久しぶりに本がとても読みたくなった。昨日、京子をあやしながら本を読む方法をあみ出した。かつての職場の先輩方からお祝いにスリングをいただいた(私の背丈と胸囲に合わせて作ってある)のだが、これが重宝。麻と綿でできているから軽くやわらかく体になじむし、立っているときには片手が空くし、座ってクッションや座布団などを使えば両手が空くのだ。京子の体重も5kg近くなり、長時間腕だけで抱っこしていると京子をおろしたときには腕がパンパンになっている。支えになってくれるスリングは本当に有り難い。スリングに京子を入れて、ひざの上に置いたクッションに京子の頭をのせ、寝かせながら久しぶりにゆっくりと本が読めた。昼間、布団の上に寝かせるとすぐに泣き出す京子も、スリングに入って体が私にぴったりくっついていると安心して眠る。私も腕を痛めることなく、京子のぬくもりを感じながら過ごすことができ、さらに本まで読めてしまうとは…!しめしめ…。
京子がいる時間が今の私の大切な時間。京子と私との、素敵な時間の過ごしかたをつくりだしていきたいなと思う。