フェラガモの思い出

tamago-ayako2006-03-20

2年ほど前に一度だけ京都伊勢丹のフェラガモで買い物をした。それ以来、季節ごとにフェラガモからコンパクトなカタログが送られてくる。
昨日の夜、少し前に届いて開けていなかったフェラガモの封筒にふと目がとまったので開封してみると、2006年春夏コレクションの紹介だった。靴のレディスコレクションのカタログが入っていた。
やはり、綺麗である。私はブランド物というのはめったに買うことがないのだが、ショップや写真で眺めるのは好きだ。青山などのショップのディスプレイは楽しいし、店頭で選んでいる人たちを見たりするのが好きだ。夫と散歩がてらに入ることも多い。趣向の凝らされたディスプレイや値段や美しい形に「おお」と感嘆して出てくる。あるブランドのショップでは、冬に温かい飲みもののサービスをうけたこともあって嬉しかった。(何も買っていないのに。)今回のカタログでは「オードリー」と名づけられたシルバーとゴールドの柔らかそうなサブリナ・シューズ?がとても綺麗だなと思った。それから花のモチーフがあしらわれた細いベルトの美しいサンダル。特別な日に履く美しい靴は素敵だと思う。
昨年、新婚旅行で訪れたフィレンツェで、フェラガモの本店に入った。アルノ川の傍にある重厚な石造りの建物。2人でドキドキしながらひとつだけ買い物をしたのだが、そのときに夫が私に贈ってくれたものを眺めるたびに、初夏のフィレンツェの街を歩きまわった4日間を懐かしく思い出す。私が今ひとつだけ持っているフェラガモには、一生忘れることのない思い出がつまっている。