春一番

昨夜の嵐のような雨と暖かい風は、春一番だったのではないか。なんとなくそう思っている。今朝はすっきりと気持ちの良い青空だ。まだ昨夜の名残の湿った風が強い。でも暖かい。濃いピンクの山茶花の花が散った庭の様子は「春暁」の詩のようだ。
昨日の夕方、雨の中を歩いて36週の妊婦検診に行った。やっぱりさかごのままだったので、帝王切開の説明を受けた。このままさかごが直らず急な陣痛や破水が起こらなければ、38週目の3月30日に手術をする予定になった。もちろん手術当日に直っていれば切らないとのことだが。
お腹の子は順調に2600ｇに成長していてとても元気。ひっくり返ってくれさえすれば何の問題もないのだけれど。「出口はそっちやないでー」とかいろいろ話しかけてみてはいるのだが、どうやら今の位置の居心地がいいらしい。こればっかりはお腹の子に任せるしかないので、あとは私ができるさかご体操を最後まで続けながら、生まれたいときに生まれたいように生まれればいいという気持ちだ。
入院の持ち物などをカバンに詰めてそろえながら、いよいよだなあと思う。楽しみとドキドキと、いろいろだ。