詩人

tamago-ayako2006-03-05

谷川俊太郎さんによる詩の朗読を聴きに行った。息子さんでピアニストの谷川賢作さんとのコラボレーション。先週末、元の職場の友人がメールで知らせてくれた。本当にありがとう。
74歳になられたという谷川さんのたたずまいや言葉を大切に生きてこられた姿勢、詩の声に耳をすませた。自分が美しいと思う音楽や言葉を大切に、そして追求し魂の底から楽しんで生きることに、共感せずにはいられない。素敵な人だった。谷川さんの詩を谷川さんの声で聴けたひとときは心にしみこんだ。
会のあと、木曽川沿いの道を夫と歩いた。今日もあたたかな陽気。春の訪れは確かだ。風の中に冷たさが少しもなかった。心がひらけていくようだった。
詩と、生きているということと…。今日の時間を、ずっと忘れないだろう。