里帰り

tamago-ayako2006-03-04

雲ひとつなく晴れた午後のドライブは、本当に心地よかった。「3月下旬並みの気温です」とFMラジオのDJが話していた。春を感じさせる日ざしに、遠くの山並みがとても綺麗だった。
日が西に傾いてほんのり桃色に染まる頃、名神から伊吹山を見た。白い雪を残した山も、どこかやわらかな春の色に見えた。
岐阜や愛知に入るとほっと心が緩むのは、自分がやっぱり中部地方の血だからかなあと思う。長良川木曽川金華山が見えると理由のない安心感がわいてくる。関西も好きだけれど、自分の中にどこかがんばっている部分がある。生まれ育った土地は不思議だ。
実家に帰ると座敷には雛人形が飾られ、母が玄関に桃の花を生けてくれていた。