また枚方へ

tamago-ayako2006-12-07

一昨日、また枚方の友人宅へ行ってきた。
京子をひざに抱いて私としゃべっていた友人が、何気なく京子をひざから下ろすと、京子はそのまま友人の前にちょこんと座っているではないか。驚いた。京子の1人座りはまだ完成していない。しばらく経つとだんだん前のめりになってきて、犬のおすわりみたいな体勢になるのだけれども、いつの間にかだいぶ座れるようになってきているんだ…とびっくりした。友人の長男(3歳)次男(2歳)と向かい合って仲良く座っている様子は、もう子どもの仲間入りという感じだった。いわゆる「赤ちゃん」の時期って、本当に短いんだなあと改めて思う。

ところで、友人の長男エイチロウはもうじき4歳になるのだけれども、毎度毎度、彼の成長ぶりに驚かされる。来年の4月から幼稚園に入るのだが、彼を見ていると、生活面で教えてもらうことはほとんどないのでは、と思う。
1年前にはまだおむつをしていたエイチロウが、今では自分でトイレに行き、自分で便座を上げて踏み台を出して用を足し、終わると便座を下ろしてふたを閉めて踏み台を片付けてトイレの明かりを消して、出てくる(昨日は手を洗うのを忘れていて、あとから友人と一緒に洗っていたけれども)。友人によると、うっかり汚してしまったときには自分でせっせと拭いているらしい。この一連の流れ、大人でも時々できていないことがあるのではないか…。
それから昨日は、自分たちが遊んだおもちゃを全部きれいに片付けていた。しかも自分のおもちゃと京子のおもちゃをちゃんと分けて片付け、京子のおもちゃは京子の袋に入れて、私のカバンの上にさっと置いてあった。さらには、私が床にこぼしたクッキーの粉砂糖まで、ティッシュで丁寧に拭きとって掃除してくれた(エイチロウごめん、ありがとう…)。
ひらがなは全部読めるし、数字は100までほとんど間違いなく読める。昨日はエイチロウが「よみたい」と言うので、一緒に101から150まで読んだ。「どこまでよめるかなあ」と嬉しそうだった。エイチロウの脳は今、まるでスポンジみたいに何でもどんどん吸収する時期なんだなあ。そして今の時期に憶えたことは、ずっと忘れない。新しいことをどんどん知ることが、嬉しくて楽しくてしかたがないみたいだった。こういう純粋な学びの喜びを、ずっとずっと持ち続けてほしいと願わずにはいられない。友人はマイペースな人であるが、大事なことは家庭できちんとしつけていて偉い。彼女の子育てには気負いがないというか、自然体というか…彼女を見ていると自分も3人くらい子どもが欲しくなってくる。「3人おっても、べつに大変やないでー」と彼女は言う。私がいる間も、上2人の世話をしつつ私としゃべりながら気づけばいつの間にか三男の布おむつを換えたり授乳したりしている。で、私が行った翌日にはスポンジケーキを焼いたらしいし。自分のペースの中に子育てが溶け込んでいる感じ。なんてことなくやってしまう、彼女のそういうところを、いつもひそかに凄いと思っている。


京子は、友人にもエイチロウにもシュウシ(次男)にもすっかりなじんで(さすがにこのところ毎週のように行っているし)、ご機嫌であった。友人宅で2回授乳したのだけれど、エイチロウとシュウシの様子を気にしてばかりいて、ちゃんと飲まなかった。私も、あんまりお腹がすいていないのかなと適当に思い、そのまま京子を車に乗せたのだけれども、京子は途中でお腹がすいていることに気づいたのか、車の中で久しぶりに思いっきり最大級に泣き続けて大変だった(車に乗っている間じゅうぎゃーぎゃー泣いていた。途中で車をとめて授乳しようと試みたけれど、全然だめだったのであきらめた)。家に着いて、落ち着いて授乳して離乳食を食べたら、やっといつもの京子に戻った。
初歩的かつ当たり前なことだけれども、やはりおっぱいは集中して飲ませなければと反省した私であった。8か月ともなるとだいぶ大雑把になる部分もあるけれど、一番大事なことを怠ると、やっぱり子どもには、てきめんに表れるなあ…。初心忘るるべからず…。