新年度始まり…

tamago-ayako2013-04-21

先週は幼稚園と小学校の参観・懇談がありました。
小学校の方で今年度と来年度の本部役員を引き受けたので(子ども2人分の役)、今年度は幼稚園の役は何もやらないつもりでいたのですが(長女次女と2年連けて学級委員をやったし)、保護者会でさあ役決め、と円になったら、クラスの大半が役員対象外の未就園児のいる方か妊婦さん。10人分の役に対して、役員を一度もやったことがない人は1人か2人、役員2度目3度目という人は、5人か6人くらい…。
2つほどの役はパパッと決まったのですが、残り3つほどの役がなかなかパッと手が挙がらずみんなが沈黙しそうになっていたところ、隣に座っていたいつも非常にポジティブで心強い友達(昨年一緒に学級委員をやり、絵本の会や育児ネットの仲間でもある)が、「一緒にやろう!」と言ってくれたので、私は彼女と一緒に副学級委員とアルバム委員をやることになりました。
…後先考えずに引き受けてしまったけれど、本当に果たして大丈夫なのか…その日の午後は、朝には想像もしていなかった展開に半ば呆然として過ごしていたのですが、一晩寝て翌日冷静になって落ち着いて思い返してみたら、何てことはない、大丈夫だ、と何か楽になっていました。副学級委員もアルバム委員も、全員が気心知れた絵本の会の仲間という心強さ。一緒にやろうと言ってくれた友達がバザー長も快く引き受けてくれたし、私には小学校の本部や絵本の会の紙芝居の練習(秋にある)を優先させてくれていいから、とまでみんなが言ってくれる。小学校の本部は1年目なのでまだそれほど仕事がないし、幼稚園最後の1年なので、恵まれた良いメンバーとの時間を楽しみながら、役員の責任も自分のできる限りちゃんと果たそう、と気持ちを切り替えることができました。


金曜日、家でゆっくり腰を落ち着けて、手帳を見ながら5月からの自分の生活について整理してみました。
5月からは幼稚園の預かりも始まるので、半ばから内職の仕事も再開。こちらはあくまでも無理せずに子どもと家庭優先のペースで。吹奏楽の練習が週1回。エレクトーンは6月まで。小学校の読み聞かせボランティアは、今年度は幼稚園の絵本の会を優先させて、月1回20分休みだけ。育児ネットも、幼稚園と小学校の予定を優先させて、行ける時だけ担当。
整理してみたら、だんだん今年度の自分がやりたいこと、大切にしたいことが見えてきました。やっぱり今年度は幼稚園最後の年なので、幼稚園の絵本の会での活動と役員の仕事を大事にやりたいと思いました。小学校本部は来年度が本番。ママブラスの係やコンサート班も、今年は責任や負担の少ないものでお願いしました。こちらは今後子どもたちから手が離れていったら、いくらでも頑張れることだから(…もちろん私のささやかな能力の範囲内で、ですけれど)。


前にも書いたけれど、やっぱり私の最優先事項は、1.子ども、2.自分、3.家族で過ごす時間で、幼稚園や小学校の役員の仕事は決してこの3つを犠牲にしてまではやってはいけないな、と。あくまでもこの3つがあってこその役や活動や仕事。この順位が逆転したら、たぶん子どもが不安定になったり、家庭内がぎすぎすしたり、自分が体を壊したりする。優先順位を忘れずに、頭の中を整理しながら、決して無理はせずに、地に足を付けて動いていきたいです。



来週は私たち夫婦の8回目の結婚記念日なので、土曜日は、夫婦2人で京都へ食事に行ってきました。(娘たちが「2人だけで大阪のおばあちゃんちに泊まりたい!」と言ったので、これ幸いと大阪の夫の実家に娘たちとお願いして…)

建仁寺祇園丸山さんに予約が取れました。(丸山さんの前に、菊乃井さんと木乃婦さんにも電話してみたけれど満席だった)


私は学生時代に京都で、着物を着て料理屋さんのお運び(仲居?)のアルバイトをしていました。その当時から夫と付き合っていたのですが、いつかいい大人になったら2人でゆっくり京都の料亭の懐石を食べに行きたい…というのが、私の夢の一つだったのです。夫と付き合うようになってからは15年が経ちましたが、ようやくその夢が叶いました。

電話で予約した時に、何か記念日でいらっしゃいますか、と聞かれたので、結婚記念日です、と答えたら、この日は食前酒が祝い酒の様式で、仲居さんが「このたびはご結婚記念日おめでとうございます」と言って下さり、赤い杯に伏見の「玉乃光」をいただきました。

先付もお椀もお造りも大変に美味でした…。

焼きものの鰆の時に、お祝いのお赤飯も出していただけました。



↑ 本当に美味しかった筍や蕗や生麩やわかめなどの炊き合わせ。

どれもこれもが春を感じさせる味わいでした。

↑ 一番感動的に美味しかった、土鍋で炊かれた鯛飯。これはもう一度いただきたい味…。おかわりして夫は4杯、私は3杯いただきました。(1杯ずつ食べ終わる頃合いを見計らって、個室の廊下の襖の外に控えている仲居さんがご飯をよそいに来てくれる…このサービスには驚き…このあたりがミシュラン2つ星なのでしょうか)



このお店は個室が6部屋だけ。私たちが通された数寄屋造りの部屋には「日々是好日」の軸が掛けられ、つくばいに落ちる水の音が聴こえ、縁側のガラス窓の向こうには坪庭の木々が風に揺れるのが見え…本当に静か。日本の自然や季節の美しさを、庭からもお料理からも器からも掛け軸からも茶花からも感じられ…夫婦で「日本っていいなあ…」と。この計算し尽くされたおもてなしの空間の効果なのか、なんだか本当に久しぶりにゆっくり夫と色々なことをじっくりと丁寧に語り合えたというか…本当に贅沢な時間を過ごせました。
子どもたちがいると、なかなか常日頃は慌ただしいことが多くて、会話も中途半端になっちゃったりとか、なかなかここまでじっくり語り合えた時間は、この頃なかったなあ…。幸せとか生き方とか価値観とか、そういうことを久しぶりに丁寧に話し合えた気がする。色々な意味で結婚した頃の初心を思い出すことができました。感謝と敬意。


結婚して以来今まで、結婚記念日に何か特別なことってしたことがなかった。結婚1周年にはもう長女が産まれていて、てんやわんやしていたし。その後も、「そう言えば今日、結婚記念日だよねえ…」ってお互いに言うくらいで。8年経ってようやく、娘たちが2人ともしっかりして「2人だけでおばあちゃんちに泊まりたい!」なんて言うようになって、おかげでこうして夫婦2人の時間をゆっくりもつことができました。これからは毎年、こんなに素敵な料亭じゃなくてもいいけれど、結婚記念日には何かしら2人の時間を作って、じっくり色々なことを語り合えるような日にできたらいいなあって、この日すごく思いました。



丸山さんを出た後、通り抜けた建仁寺の境内。新緑と木造の建物のコントラストが鮮やかで。牡丹も見事に咲いていました。


鴨川、三条通寺町通、錦小路と、学生時代によく2人で歩いた通りや行ったお店を懐かしみ…その後は地下鉄で京都駅へ。
私は学生時代から都路里の抹茶パフェが大好きで。祇園のお店は土日はいつも大行列なので、平日の夜などに友達とよくパフェを食べに行ったものです。伊勢丹都路里も、伊勢丹に行くたびに覗いてはみるのですがいつ行っても長い行列ができているので、子どもと行くと躊躇してしまって…。今日は奈良に帰る前にどうしても抹茶の甘いものが食べたく、2人だけだから並べる!と思って、行列に並びました。15分〜20分ほどで入れました。

↑ 期間限定「さくらパフェ」♪ 窓に面した席で、なんだかデートっぽくて良かった(^^) ここでも色々と語り合いました。


新年度も、また新しい気持ちで頑張ります。本当にゆっくり過ごせた良い週末でした(*^_^*)